私の人生の挫折を告白します。
人生序盤での大きな挫折
僕が挫折したのは幼稚園時代です。
当時幼稚園の年長だった僕は、一人で遊んでいたのですが
その帰りに年少の少年に殴られ気絶したのでした。
年少の少年は、幼稚園に入った時から暴れん坊で手の付けられない子供だったのです。
そして僕が気絶したその日、いつになく暴れていたのを覚えています。
幼稚園の2階はフリースペースのようになっていて40畳程度の大きさだったと思います。
トランポリンやゴムで出来たみかん箱くらいの大きさの積み木があり、反対側には小さな木製の玩具の入った箱がありました。
僕は、少年が2階で暴れているのを知らずに2階へとおずおずと登っていたのですが、ちょうど2階に上がりきった時
木製のトルクレンチのような玩具を持っていたその少年が目の前に現れ、レンチを振り上げたかと思ったら目の前が真っ暗になりました。
挫折を感じた瞬間
眼を覚ましたのはタクシーの中でした。病院へ向かっているのを感覚で察しました。
大きな病院で精密検査を受けに行く途中でした。
タクシーの窓からは飛鳥山が見え、僕の頭は幼稚園の先生に膝枕されている状態でした。
いつも怒ってばっかりの先生が本当に萎れたユリのような表情で、泣いていたのが忘れれません。
その時に感じました。
僕は年下の少年に「力」で負けた。
そして、この非力さが全ての原因だったんだと。
どうしようもない現実
膝枕をされている中、僕は人間社会の中では非常に低いスペックなのだと悟りました。
普通の人間ではなく、性能の低いジャンク品なんだと知りました。
その事に気付いたからと言って、現実目の前の事をどう改善していいか分かりません。
方法も知らなければ、改善するためのアイデアもありませんでした。
だからもう、今回の人生は諦めて来世に賭けるしかない。
そう思いました。
今世でどう生き抜くか
しかし、僕はまだ幼稚園生。
今世を諦めるとしても残りの人生をどうにか凌いでいくしかないと感じました。
スペックが低いならせめて普通の人間らしく。
そこに近い形でやり過ごせなければ、社会的なポジションもなくただ苦しいだけの
生き地獄を90年過ごさなければならないと悟りました。
だからせめて普通の人間らしい振る舞いを
そのためには普通の人の倍は努力しなければならない。
僕の人生はこんなスタートです。
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