ラジオ7月 流行の闇

流行の闇についてです。
流行に乗る側の気持ちと流行の恩恵を受ける側のそれぞれについて紹介しています。

流行とは

流行とは人のながれが一気に押し寄せて
「人が人を呼ぶ」状態になっている状況です。

日本中がそこのことについて話題になり、訪れたり購入したり
写真を撮ったりとアクションを起こす状態になっている段階が
「流行中」ということになります。

これらの流行には仕組みがあり
流行は仕組みが機能しはじめると爆発的に人が動き出すのです。

流行の仕組み

現代の流行の仕組みには二つあります。
「先行者利益を享受したい動き」と「希少性」この二つです。

二つの仕組みはどちらも似たような心理からきていますが
本質は違うところにあります。

そしてこれらの仕組みがうまくはまると流行というながれが生まれます。

タピオカブームとは何だったのか

タピオカブームはコロナ前にあったのを覚えていますか?
じつはタピオカブームは2018年辺りから2020年ぐらいまで
爆発的な人気を起こしたタピオカドリンクです。

しかし、実は過去の歴史をひもといてみるとその前にもタピオカブームはあったのです。
第一次ブームは1992年頃とされており、エスニックブームの影響で広まったとされています。

しかしこれらの歴史を覚えている人はあまりいません。
覚えている人が多いのは飲食業界の人間や飲食系のライターなど提供する側の人が多いでしょう。

忘れてしまうのは流行という一つの形があるからです。
流行に絶対必要な要素に「新しさ」があります。

新しいからこそ、流行が生まれる側面は消えません。
タピオカブームもそこに新しさがあったからブームになり
たくさんの人がお店に押し寄せる形になりました。

その新しさがあるため過去の歴史との関連性を思い出すまでに
時間がかかってしまうのです。

2018年からのタピオカブームのポイントは「映え」でした。
オシャレな容器にオリジナルのロゴかわいい色合いといった写真映えのムーブメントに乗り
若者を中心に広がっていった文化です。

タピオカという商品にプラスした新しい価値観「映え」が加わったことで
タピオカドリンクの流行が生み出されました。

タピオカドリンクは先行者利益享受型

タピオカブームは先行者利益享受型です。
タピオカブームが終わった理由を考えると簡単です。

スーパーやコンビニでもタピオカドリンクが飲めるようになり
どこでも手に入るタピオカドリンクに魅力が感じられなくなってしまったからです。

一見すると「希少性」という点の仕組みにも見えますが
消費者心理を考えると違うことがわかると思います。

タピオカブームの肝は「映え」という価値です。
映えは何が価値になっているかというと
「他の人と比べてオシャレなものを知っている私」という優位性です。

「映え」には希少性が含まれます。
例えば、毎日通勤や通学で通っている道に魅力は感じませんよね?
しかしそこが江ノ電が通る漫画で出てくる有名な踏切で
湘南に住んでいなければそれは映えになります。

いつでもは手に入らないから特別で、印象的だからこそ「映え」になります。

タピオカブームはオシャレなロゴやコースター
かわいい色合いと相まってからこそ、特別感があり当時は東京の一箇所でしか
味わうことができないため、行列が生まれ、流行が作られるのです。

「映え」が先行者利益型になってしまうのは
InstagramなどのSNSが発達したため、投稿のタイミングによって
いいねの数など数値が明確に分かれてしまうからです。

どこでも手に入るようになってから「映える」写真を投稿しても
すでにそのSNSでは同じような写真が投稿されているため「映え」ないのです。
必然的に「いいね」の数も伸びず、人間の本能がその仕組みを直感で理解し

他の人よりも先んじることが大切だとわかるためです。

これらの流行は先行者利益享受型に当たります。

クラブハウスは希少性

もう一つ大きな流行があったのを覚えていますか?
クラブハウスです。

一時期、誰もがそこに加入したくて必死になっていたと思います。
この瞬間的な流行は希少性が生み出す流行です。

希少性には必ず条件があります。
その条件が厳しく、強い制約があればあるほど希少性は強くなります。
そして希少性の条件にはすべての人を対象にしないことが絶対的な特徴になります。

先行者利益享受型は一派的には誰にでもチャンスがありますが
希少性はその逆です。
半数以上が手にすることができず、それを手にするにはいくつかの条件がある
からこそ価値が生まれます。

すべての人には行き届かないからこそ「希少性」が生まれます。
希少性の流行は、本質的には生き残るための生存本能から生まれるものです。

希少性のある流行はそこに「救い」がある必要があります。
オイルショックなどによるトイレットペーパー不足や、コロナ初期のマスク不足の流行は
このような「救い」と限定的という条件ができることで生まれます。

二つの流行の仕組みは似ているようで心理的には逆の形になっています。
そして「希少性」のある流行は作り出すことが難しく限界値が早いので
一般的な流行は、先行者利益享受型になります。

この仕組みや人の心理が流行の闇も生んでしまうのです。

流行の闇

流行の闇の一つは人を消耗させることです。
今の先行者利益享受型の流行は、商品そのものの価値+αでなければ流行は生まれません。
海外のパン屋やお菓子屋が東京のどこか1店舗で進出することがよくあります。
そのお店には行列ができていますが、タピオカのような爆発的な人気はおきていませんよね。

理由は、先行者利益享受型でお店が日本に1店舗しかないという希少性はあるものの
商品+αの価値がないから先行者利益享受型の流行にならないのです。

先行者利益享受型のベースは社会との比較による優位性です。
そして流行は飲食以外でもあります。

その速度はSNSの発達により人がついていけないほど素早くなりました。
消費者は流行のチキンレースを常にしなければならなくなります。

流行の闇の一つは消費者が社会的にさらされ続け渦中に入らざるえないことです。

他にもある流行の闇

実は他にも流行の闇があるのですが、それは動画でお話しています。
よかったら動画もみてください。

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