ラジオ10月

今月のラジオは、言論のホワイト化について話しています。

プラットフォームのホワイト化

ホワイト化とは、攻撃的な言葉やネガティブなワードが排除されていくことを
「ホワイト化」と言っています。これは岡田斗司夫が言っていることです。

このホワイト化が思いのほか早くやってくるのではないかと感じました。

その理由について今回のラジオでは話しています。

プラットフォームのホワイト化

時代の流れは常に同じ動きになります。
テレビがつまらなくなった理由はテレビが悪いわけではありません。
テレビがつまらなくなった理由は、視聴者が良くないと意見を言った結果つまらないものになりました。

見ている人は多分分からないのだと思います。
「面白い」には、汚いものや過激なもの、普通では味わえない「未知」なところがあるから面白いのです。

放送上良くないという想いは分かります。
ですが、その発言が結果的に業界を縛り「面白くない」を作り出していることは考えなければなりません。

そしてテレビが面白くないと感じるようになった結果、YouTubeなどのコンテンツに意識が移動しはじめました。

しかし、どうでしょう?
YouTubeも規約のアップデートが行われ、ルールがどんどん厳しくなっています。
そのルールは、テレビが面白くなくなってきたルールと同じようになってきています。

より「健全に」「正しい」プラットフォームをYouTubeは目指しています。
するとテレビと同じように、今度はYouTubeがつまらないオワコンだと言われるようになるでしょう。
もう一部では言われているかもしれません。

そして次はTikTokだ、他のSNSだというように移り変わっていきます。

これがホワイト化の流れであり、これは避けられないと感じています。

では何故同じように全ての業界、プラットフォームでホワイト化が進んでしまうのか
そこについて考えたいと思います。

ホワイト化する仕組み

プラットフォームもテレビも同じ仕組みだからです。
それは大多数の力を利用しているサービスだからです。

大多数は集合の力であり、個の力が弱くても数が集まることで大きなものとなりそれが
プラットフォームの力の源になっています。

YouTuberがチャンネル登録者数を比較して、上下関係が生まれているのと同じような構図であり
その数が多いプラットフォームが巨大な利益を得ることができる。
これがプラットフォームビジネスの根本的な戦いです。

プラットフォームとしては、いかに世界中の人口を取り込めるのか。
シェアを拡大できるかが命題であり、そのために様々なサービスや取り組みを行っていきます。

そこにプラットフォームの大きな課題が生まれてくるのです。
理由は、大多数の力の問題です。プラットフォームも完璧ではありません。
常に利用者を抱えていなければならない課題があります。

ユーザー離れを避けるためにプラットフォームは利用者の味方になります。
利用者は様々なクレームをプラットフォームに入れます。

プラットフォームとしては、その声が大きくなれば対応する必要が出てきます。
とくに健全ではないものについての正常化は、このようなプラットフォームでは常に重要な課題となります。

結果、プラットフォームは規制を強化し不健全なものについては、
排除されていきます。

言論プラットフォームのホワイト化

今言葉は大きな力を持っていて、非常に繊細な問題がどの国でも起きています。
発言や思考の自由がありながらもその発言が、他人の心を気づけたり、
間違いを起こすことがおきています。

過激な発言により大衆を巻き込み、利益を得ている人たちがいます。
どの時代にも必ずいるので仕方ないですが、時代の移り変わりから利益だけを考える
過激な発言をしちえる人も増えたように感じます。

プラットフォームとしては、このような言葉で人を巻き込み収益を得ている人たちに
規制をかけていくのを感じました。

これらの動きは今後政治的な発言や国際的な発言についてもより厳しくなり
発信者には大きな影響を与えるでしょう。

そして、そのような仕組みは影響力のある個人から、平凡な個人にまで
影響を与えることは間違いありません。

発言一つで、様々な問題になりつつある現代では
意図した発言でなくても、問題が起こることもあり自分自身を律する必要もありますが

プラットフォームそのものが問題と判断してしまうことも今後考えられます。

言論プラットフォームのホワイト化は
自由に言葉を発言できる場所がなくなるという意味であり、
ネット上でも周囲を意識した発言が求められるようになるということです。

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