現代の錬金術からみる時代の流れ【ラジオ10月オフトーク】

今月のラジオオフトークは錬金術の話

錬金術師

錬金術とは無から有を生み出す技のことです。

錬金術師と聞くと荒川弘先生の「鋼の錬金術師」を真っ先に思い浮かべてしまいますが
実際に日本でも、いくつか大きな錬金術が行われていた形跡がありました。

今回は、Gotoイートという大きなキャンペーンに乗じて
無限錬成を行った者が多数いたようです。

彼らは皆、国家錬金術師レベルに相当し、真理を垣間見ています。
ですので、錬成陣も等価交換を不要の無限錬成を可能としています。

与えられた二つ名は「ポイント」、ポイントの錬金術師達です。

ラジオでは錬金術とはどんなものかを紹介し
現代の錬成陣もなし錬成をする錬成法を紹介しています。

http://radikita.tokyo-oji.jp

時間制限付き無限錬成

無限錬成とは
無から有を生み出し錬成したものを触媒に
更なる錬成を行う連続錬成術のことを指します。

その連続錬成を目にも留まらぬ速さで繰り返すことで
あたかも錬成物だけが独り歩きし
無限に増殖していくような様から
無限錬成と名付けられました。

それはまるで喧嘩商売にでてくる煉獄のごとく。

しかしこの無限錬成も完璧ではありません。
この錬成には決定的な弱点があります。

それは無限錬成を続けることで真理側のリソースが枯渇し
そもそもの錬成の事態が崩壊してしまうのです。

これにより無限錬成は無限であっても
永久機関のような永続性を保つことができません。
ですからこの錬成は無限であっても有限に止まってしまうのです。

さて、これは現実の話しである

ということで、おふざけはそこまで。
ということにしましょう。

要するに、今回のGotoキャンペーンは
ポイントの取得ルールを悪用して無限にポイントを増やせるスキームを
「錬金術」と称してやっていた訳です。

ですがこのような錬金術は過去にもいくつかありました。
今回は国の施策としてやっているキャンペーンで行われた事から
ある程度の騒ぎになりましたが、過去にもこのようなポイントを使った錬金術は
行われていました。

実際には、クレジットカードのポイントがコンビニでつくようになった時など
人とシステム、店舗とシステムなど人とシステムの新しい流れが生まれた時などに
小さな隙が生まれ、その隙を利用され無限錬成をされてしまうのです。

ですが、先ほども少し書いたように
このような事を行いある程度収益になるような得をするためには
入金額も多くなければ成立しません。

すると不可解な入金と出金が目立つように
そのログを逆探知され問題の本質にシステム側が気付くようになります。

ですのである意味では錬金術で事をなそうとすればするほど
足が付きやすく、失敗へと辿るような流れになっています。

しかし何故このような事が毎回起こってしまうのでしょうか。

ことの本質

本質にはいくつかのルーツがあると感じています。
一つはバイアスです。

どのシステムも正しく利用するという前提で作られています。
ゲームで言えば、チート前提でバグチェックはしません。
通常の遊び方の中での前提でミスがないかチェックしますし

作る側としては悪用されるという意識があっても
そのような視点で事を捉えるのは困難です。

ですので、このような悪用されてしまうような隙が
出来てしまうのです。

もう一つは栄枯盛衰の流れです。
人間に例えて考えてみるのが良いでしょう。
生まれたばかりの子供は弱いです。

それは危険を知らないからです。
問題に対処しながら人はそれを経験、生きる知恵として成長していきます。
システムも同じと捉えてみれば、最初から完璧など存在せず
オープン当初はそのようなトラブルを高速で処理し
システム全体のノウハウを溜めている状態にあります。

ですのでオープン初期にはこのようなトラブルには
見舞わてしまうことは仕方無いことなのです。

そして様々なトラブルを解決していく中で
システムも成熟し完成形に近付いて行くと捉えれば
まるで人間と同じように感じませんか。

このような錬金術師も
免疫能力の少ないスタート時を必ず狙ってきています。
ですから、彼らはシステムがオープンする前からシステムの穴を想像しているのです。
そして小さくテストをして、利用出来るかを見定めていると考えて間違いないでしょう。

そしてシステムもまた時代のうねりに飲まれ
埋没していく。

なんだか栄枯盛衰の一部始終を
別の形で体験させてくれるそんな気持ちにさせてくれます。

考えるべきこと

物事は常に回っているという点です。
そしてそれぞれのポジションで
この騒動の展開と意味について考えるべきだとおもいました。

まずは利用者の視点です。
錬金術を始めた方が良いという話しではありません。

サービスは常にアップデートを重ね、完成形に近付いて行くという視点です。
更に言えばサービスは月日を重ねるごとに完成形に近付くため価格があがっていきます。

最近では最初の創生期は無料でサービスを利用して貰い
固定客になってもらう戦略があります。

もっと分かり易いもので言えば、「初回1ヶ月間無料」
という謳い文句のサービスなどです。

これはある程度サービスが完成しているけれど体験してもらい良さを実感し
固定客になってもらう展開ですが、これに近い形で
もっと長期間、無料または低価格でのサービス提供を開始し
後々有料版が始まったら利用して貰うというものです。

これはシステム側の思惑とサービスの完成度という視点
利益をどこでとっていくか、という部分で考えるのが良いでしょう。

「無料」という部分の意味と価値について考えるいい視点になると思います。

もう一つはサービスを提供する側の視点として
スタートアップ時は悪意に狙われやすいということ。
そして物事は常にこのように曲線を描くように成長し
完成系を目指していく必要がある始点です。

同じ名前の商品であっても開発を続け進化しているものは数多くあります。
一度作ったら終わりというのは時代錯誤でしょう。

錬金術が生まれる流れから考えて
常に前に前進していかねればならないと思いました。

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