【Ulanzi AT-05 レビュー】収納時のストレスをゼロに!革新的な筒型デザインの次世代ライトスタンド

様々発売されているライトスタンドの中でも、ウランジから発売されたAT-05というスタンドは少し変わっています。
気になっていた方も多いと思うので今回はこのライトスタンドのレビューをしたいと思います。

写真撮影や動画制作において、照明機材は作品のクオリティを左右する重要な裏方機材である一方、
準備やセッティング、運搬面でクリエイターの足かせになっているのではないでしょうか。

YouTubeやVlog、企業のPR動画など人件費を抑えるために少人数またはワンマンでの撮影現場が急増しています。

それに伴い、一人で運搬しなければならない機材量は増える一方で、
「いかに効率のいい機材量にするか」という問題があるのではと感じています。

特にライトスタンドにおいては、どうしても嵩張りやすく、収まりの悪さもあってストレスになっていませんか。
ウランジのAT-05は、このストレスを解消してくれるスタンドではないかと思います。

最大の特徴は、一般的なライトスタンド特有の「凸凹したデザイン」ではなく一本の美しい筒のようなシンプルなフォルムになる点です。

スペック

まずは、ウランジ AT-05の基本スペックを確認しましょう。

項目スペック詳細
メーカーウランジ (Ulanzi)
材質アルミニウム合金 + ABS
収納時サイズ長さ 約48cm
展開時最大高さ約200cm (2m)
最小の高さ48cm
重量約1.1kg (1100g)
脚の直径約70mm (7cm)
伸縮段数6段(テレスコピック式)
耐荷重最大 5kg
マウント標準 1/4インチネジ (先端オスダボ仕様・取り外し不可)
三脚ヘッドタイプボール雲台付属
ブラック

外観(一本の筒になるフラットデザイン)

一般的なライトスタンドは、メインのポールを支える3本の足がロケットの補助エンジンのように外側へくっついている形状をしています。構造としてわかりやすく安定するのですが、形状が横に置いたときどうしてもバランスがわ悪かったり、ポールの止めねじが引っかかるという部分がありました。

これに対してこのスタンドは、脚部がセンターポールに隙間なく密着し、収納時に完全な「円筒形」になる格納機能を持っています。これがこのスタンドの最大の魅力となっている部分で、先程のストレスになる箇所が全て解消します。

機材ケースやリュックに収納する際、ノブや脚の出っ張りが無いため、他の機材と干渉することがありません。
また何本もまとめて収納する時に非常に便利で、すっきりとしていて収納袋の中で邪魔になることがありません。

パズルのように組み合わせる必要がなく、出し入れが圧倒的にスムーズなのも魅力です。
その分、表面がフラットで引っかかりがないため、リュックのサイドポケットなどに挿して持ち運ぶ場合は、

ベルトを締めていても滑り落ちてしまい、重さもあるためベルトでの固定には難があると感じました。

三脚ケースなどのバッグに滑り込ませる時に重宝しました。

狭い場所に潜り込ませ、一緒に運ぶみたいな運用に最適で他の機材の取りだしで干渉しないのも魅力で機動力があがあります。

重さ(安定性を生む重量感)

主要な素材にアルミニウム合金を採用し、重量は約1.1kg(1100g)に設計されています。
脚部にしっかりとした質量を持たせることで、スタンド全体の重心を低く保つ機能を持っています。

この重量をどのように捕らえるかで評価が変わりそうです。

メリットとしては、足は金属製でしっかりとした作りをしているため、重心が安定しやすく、
多少の風ならば屋外でも使えるかなというところではありますが、重さが思った以上にあります。

1.1kgという適度な重さが、耐荷重5kgというスペックを安全に支えるための「安心感」に繋がっています。
安定している場所であればAputuerの300シリーズも置けます。

トレードオフになっている点ではありますが、
リュックに照明機材も入れて全部持ってみたいなスタイルの人には、重さと取り付け場所がネックになるはずです。

長距離を徒歩で持ち運びたいという方は、重量の負担が気になるかもしれません。
重さの視点でみるとある程度、お仕事で使う人をターゲットにしているように感じます。

Vlog系の人には少し重すぎという感じを抱くかもしれませんが、
ある程度の光量のあるライトを機動力重視で使いたいという人に向けられているなという印象を感じました。

スタンドの太さ(ホールド感)

格納時に脚部がポールに被さるように一体化するため、スタンド全体の直径が約7cm(70mm)となる構造です。
これにより、内部の細いポールを外部の衝撃から守る機能も果たしています。

逆に言えば細身のスタンドによくある「華奢で折れそう」という不安感を払拭するしっかりとしたものとも言えます。
一般的なスタンドの足部分が一体型のようになっているため太いです。

手の小さい方だと持ちづらさを感じる太さに感じるかもしれません。
何本も片手で引っ掛けながら運ぶような応用はできないかなと思いました。

外観でも述べた通り、ケースに入れずそのまま車のトランクに放り込んでも大丈夫ですし、
三脚ケースの中に忍ばせるようなやり方でも三脚にダメージを与えにくいです。

ソフトケースならすっと潜り込ませることができるので、実用面で重宝します。

スタンドの構造(ロック機構と展開)

スタンドの足は、底面(足の裏)にあるボタンでロックされる特殊な構造を採用しています。
また、メインポールの伸縮は6段階のネジ込み式(ツイストロック)になっていて、回して固定・解除を行います。
この点が一般的なスタンドと大きく違うので慣れるまで少し手間取るかと思います。

脚のロック解除ボタンが足よりも奥まっているため、
運搬中にボタンが勝手に押されて不意に開いてしまうことがありません。
安全性に配慮された緻密な設計はよく考えられていると思いました。

最終段のポールの強度もしっかりしていて、最大まで伸ばしてもたわむ不安は感じませんでした。
ロックを解除しても金属の重さで自然と開くような感じではありません。

手でしっかりと広げる必要があります。またポールのロックがネジ込み式になっていて、
慣れるまでに少し工夫が必要なのと重いライトを載せる際には不安になりやすい機構でもあると感じました。

先端が1/4インチネジ仕様のボール雲台となっているため、
小型の照明にあるネジ穴式のタイプでも取り付けられることができるのが汎用性が高くていいなと思います。

総じて、展開のスピードという点では、レバー式のスタンドの方が素早く出来ます。
しかし、運搬を含めたトータルのことを考えると、「速さよりも総合力」で良い製品だなという感触です。

総合評価

ウランジ AT-05(T083)は、ライトスタンドにおける課題であった「収納時の凸凹と他機材への干渉」を、筒型デザインで解決した製品です。耐荷重5kgを確保するための重量感はありますが、それを補って余りある携帯性と汎用性を備えています。

実際に使用してみて、このスタンドは、
どこかに忍ばせてどうしても一本だけ持っていきたいという方にとても合っていると思います。
他の機器にダメージを与えず、ソフトケースの隙間にねじ込める都合の良さ。
そしてそれなりに耐荷重があり安心して使えるという点で、機動力重視のクリエイターには合っていると感じました。

おわりに

持ち運びのストレスを極限まで減らしつつ、現場の安定感も大切にしている方にとって、
ウランジ AT-05は価値のある投資とになると思います。ライトスタンドの買い替えや新規導入を検討されている方は、
このタイミングで検討してみてはいかがですか?

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