研修、講義動画で迷う、アレについての解答

研修、講義動画というジャンルで困っている方にオススメ。
今回は研修、講義動画で困りそうなあれこれについて紹介したいと思います。

研修動画1本の動画尺は、何分がいいのか問題

研修、講義動画は明確な目的がありますよね?
それは、話や内容を理解してもらうこと。
実際の会場で聞くのではなく動画で聞く形になるのが研修、講義動画です。

受講者側から見ると、研修は常に同じキャリキュラムや内容なので
動画で聞いても現地で聞いても変わらない。
なんて感じてしまうかもしれません。
ですが、動画と実際の講義は大きく違います。

講義であれば、講師の見えないスキルがそこにあります。
講義は一方通行な話をしているように感じますが、実際には、
現場でかなり空気を読んで内容を微妙に調整していることが多いです。
アイスブレイクの内容や、ボリュームを温度感によって調整し、最適化を図っています。

ですがそれは、現場に受講生がいて出来る技。
カメラしかない場合では、その技を活かすことはできません。

すると講義も、実際に受ける講義と講義の動画では、実の入り方が変わってきてしまうのです。
ですから、講義動画であっても、動画の尺については、
一般的な講義の時間に合わせるのではなく、動画に最適化をした尺にする必要があります。

すると自然に湧き上がってくる問題が、一本の動画尺は何分が良いのか?
といった疑問です。

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1時間以上の動画は長い

講義であれば1時間は標準的であったり、やや短い時間設定かもしれません。
しかし動画で受ける場合、1時間は長く感じます。
理由は、五感を刺激されないからです。

動画を視聴している場所が自宅などの場所が多く、他の人の視線を気にしなくてもよい。
という緊張感が描けてしまうのもあるでしょう。
どうしても複数の要因により、実際に講義を受けるよりも、
動画の場合、長く見続けるには相当な熱量が要求され、
本当に聞きたかった講義でもない限り、講義動画は辛く苦しいものになりがちです。

その一つの目安が1時間です。
視聴者の集中力だけを考えれば、もっと短い時間設定すべきという意見もあるでしょう。
今回1時間と言っている理由は、講義にも様々なタイプがあり、包括的に考えると1時間が妥当なのではないかと思ったからです。

説明や解説が中心で、視聴者を意識したトークを一切しない動画であれば、1時間ですら長く感じてしまいます。
しかし、抑揚や熱量で語るタイプの動画でモチベーションなどを上げるたような講義動画であれば、
30分ではやや短く感じるかもしれません。
何よりも、このような熱量で見せる動画のタイプは1度、意識の集中を解除してしまうと、
また意識を集めるまで、多くの時間と労力をかける必要があり、結果的にタイムパフォーマンスが下がってしまうからです。

1時間以内で区切るのが、吉

熱量で押すタイプの講義動画は、可能な限り熱量を下げさせないため
動画を切らないように一気通貫でやってしまいたい、そう思っているはずです。

ですが、どんな熱量であっても一気通貫での場合、全体的な集中力は後半下がってしまうのは否めないので
総合的にはコストパフォーマンスが悪くなり、区切った方が良いという結論になりがちです。
そのボリュームゾーンの指標として1時間です。

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「ワーク」は入っているか

研修動画では、多く取り入れられているワーク。ワークがある場合は、
そこで一つ動画を終了させ、次ぎの動画で再開するのも、研修動画ではオススメの方法です。

ワークとは、研修の中で実際に受講生が手や身体を動かし、
受講生自ら体験を感じるセクションのことです。
ワークには、頭を動かし、回答欄に答えを記入するだけのものもあります。
研修の中で話しを聞くだけでないセクションのことを、ワーク捉えてもよいでしょう。

現場での研修であれば、リアルタイムで進行していますので、
ワークの後の答え合わせのことを気にする必要はありません。
しかし、動画の場合は違ってきます。

動画にワークの時間や、セクションとして設けられていたとしても、
動画の再生の主導権は受講生にあり、早く正しい答えを知りたいという欲求が生まれがちです。
CMスキップをするように考えることもせず、ワークのセクションを飛ばされてしまうかもしれません。

近年は、検索をすれば答えが出てくる時代になり、
答えをすぐに知りたい欲求が強くなっている傾向にあります。

このような気持ちになるのはもう仕方のないことなのです。
ですから、すぐに答えが分からないようにするような仕掛けを用意してあげることで、
思考力の低下を仕組みとして準備することができます。

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スライドの文字は入れすぎない

一般的に現場での講義や研修でも文字の入れすぎは情報量が多すぎて、良くないとされています。
動画では、さらにその1.2倍、情報量を多く感じてしまうので注意が必要です。

というのも文字の量もそうですが、
人が見ている文字の大きさと記憶には相関関係があり大きな文字は、
記憶に残りやすい結果がでています。

パソコンなどのモニターで見る場合、現地で写し出されるスクリーンよりも文字が小さく見えがちになるので、
受講者目線でのスライド作りに意識すると良いでしょう。

参考:文字種類の違いによる記憶への影響と忘却率の変化

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