コンプレッサーの使い方を紹介します。
音を整える基本を知るツール
コンプレッサーとは音を整えるツールです。
もちろん、他の考え方があるのは事実です。
ここではコンプレッサーの文化を無視します。
主に動画クリエイターのための
コンプレッサーの使い方を紹介したいと思います。
コンプレッサーは音割れを抑える機能
コンプレッサーはピーク部分を抑え、波形を整える機能です。
基本的にはこのようなイメージを持って下さい。
下げた音を持ち上げるのはコンプレッサーに付随している
ゲイン(ボリューム機能)です。
そしてコンプレッサーのメーカーや種類によっては
音に艶を作り出したり、シルキーさを加えるものも
ありますが映像のLUT的なものでフレーバー的なものです。
コンプレッサーの本質は、音を抑え込む
これだけの機能なのです。
コンプレッサーの働きが分からない
場合にはまずここだけの機能に注目して下さい。
音を抑え込む時に必用な要素
コンプレッサーにとって必要な判断材料とは以下の3です。
・どのレベルに達したら機能を発揮するか(スレッショルド)
・どれくらい音を抑え込むか(レシオ)
・どこで機能を解除するか(リリース)
上記の内容がとても一般的な機能の紹介です。
名前が違っていることもあるので
それぞれ確認は必要になるかもしれません。
コンプレッサーには追加機能もあるので
その機能は別で調べた方が良いでしょう。
音を整える
音を整えると音質が改善され
クオリティーを高める事が出来ます。
音割れしないようにしながらも
ダイナミズムを保たせるのも
意識した方が良いでしょう。
音の整え方の一つの方法として
使えるようになると良いですね。
効き目を目と耳で体感する
最近のコンプレッサーはグラフィカルな表示になっているので
掛かり具合がよく分かる構造になっています。
一昔前のコンプレッサーはプラグイン型で
コントロールノブのディスプレイが主に表示されていて
VRやVUメーターなどの表示がなされており
効き目が素人からすると判断しづらいものでした。
最近のコンプレッサーは
スレッショルドなどの表示がWavesのプラグインのように
グラフ型になっていて、リダクションメーターなども
視覚的に分かり易い表示になっています。
お陰で効果と効き目の判断がし易くなりました。
まずは効き目を大げさに設定して
効果を確認し、耳を鍛えるのがよいでしょう。