メンタリストDaigo氏も言うポジティブドラッグの危険性について

ポジティブな魔法は危険かもしれません。

ポジティブの危険性

ポジティブでいることは良いことです。

しかし、ポジティブにならなければならないという気持ちが良くありません。

強迫観念になってしまい
自分自身を逆に追いつける形になるというものです。

ポジティブにならなければならない。
ポジティブじゃない自分が気になる。
ポジティブじゃない自分はダメ
失敗している。

そんな気持ちにいつに間にかなってしまっているのなら
そんな自分を受け入れる事を始めればいいと
メンタリストDaigo氏は言っていました。

迷走や受け入れる力などを高めると
今の自分を許容し、成長出来るようになっていきます。

ですが今回はポジティブドラッグという事で。
いつの間にかポジティブを摂取しなければならない
気持ちになってしまう状況について考えたいと思います。

ポジティブドラッグの罠

今回は自分自身に纏うポジティブな強迫観念の視点ではなく
もう少し外部の力が働いた部分での
ポジティブ信仰の危険性について考えたいと思います。

色々な研修やセミナーにも、声や身体を動かし、自分を呼び覚ますような
内容が盛り込まれているものがあります。

自己啓発セミナーの場合、そのようなものをグループや全体で行う事があります。
その中にポジティブな発言や自分を元気づけるようなアクション。

周囲のメンバーからの優しいフォローなどによって
今までボロボロだったメンタルが癒やされ、元気になっていきます。

ここまでは非常に良いのですが
その気持ちが長続きしないという現象が起こります。

そうすると、やる気やモチベーション
ポジティブな気持ちを得るために、自分自身を高めるのではなく
外のものを取り入れることで失った分を補填しようとします。

そうすると、次第にポジティブな感情や状況を求め
ドラック化してしまうのです。

この状況を引き起こしてしまう
問題の要点は二つです。

1 自分自身がポジティブになっているのが自分以外の関係や人によって与えられている状態であること
2 自分自身の自尊心が低い状態のままでいること

本質的には自分の問題を他人や環境に
解決を求めてしまっている状況が良くないのです。

ですが、ポジティブドラッグの危険なところは

大抵が自分自身が「助けて欲しい」という
どうしようもない状況になっている所から始まるのと
中毒性が「いつの間にか」というゆっくりと発揮される点です。

自分自身がポジティブドラッグに陥っていた

ポジティブドラッグにかかったおけげで中毒性の危険を理解することが出来ました。
現在はポジティブドラッグには掛かっていません。

当時の僕は、技術も経験も何も無い状態で独立してしまいました。
当然ながら、どこかのビジネス書のようには上手くいきません。
何故なら、自分は天才や漫画の主人公ではないからです。

ピンチを乗り切って大逆転という展開にはなりません。
ピンチはピンチとしてやってきて敗走続きの展開です。

技術も経験もなければ当然の結果なのですが
ビジネス書で知識だけつけた頭でっかちの状況だったので
それが分かりませんでした。

だから僕はその出来ない状況をまた
ビジネス系のセミナーに頼るようになりました。
そしてそのビジネス系のセミナーの発展になる
自己啓発セミナーにも手を出すようになっていったのです。

気付けばいつの間にか自己啓発の内容を信じ切っていました。

ビジネス書に書かれていた、テクニックや方法論を試して失敗して
足りないのはより深い知識やモチベーションだと思い

自己啓発のオーディオデータを何度も再生していました。
再生していると新しい発見があり、活力が湧いて来ます。

講座の中で叱咤激励がありそれを聴いていると
その瞬間だけはやる気が湧いてきて
今すぐ始めたいという気持ちになるのですが
1週間と続きません。

もっとモチベーションを高めないという気持ちで
更にオーディオデータを聴くようになると
3日とモチベーションが保てなくなっていきました。

もうこの状態になると止まりません。
モチベーションが欲しくて欲しくてたまらなくなっているのです。

現実なにも進んでいない事実をねじ曲げ
前に進んでいると信じたい。
自分を信じさせてくれるのはオーディオを聴いている瞬間だけ。

1日とモチベーションが保てなくなって気付きました。

「これは普通じゃない」と。

ポジティブドラッグ

自分の外側から得るモチベーション材料は、ドラッグ化しやすい。

何故なら免疫作用のように、そのセミナーや自己啓発に自分自身が慣れてしまうからです。
大好きな映画も3回目には同じような感動を得られなくなるような感覚に似ています。

セミナーの質や自己啓発の内容が悪いのではなく
自分自身がその場や内容、世界観になれてしまい
心が動かされなくなってしまう。

そのため以前のような衝動的なモチベーションアップに至らない。
ですが脳は最初のパッションのような感動だけは覚えています。

その感動をもう一度得たくて
更なる何かを求めて、お金や時間を投じていく事になっていくのです。
そこで明確に得るものが分かっているのならばいいのですが……

そうでないのならば、自分の色々な財産まで失うハメになるので
注意が必要でしょう。

※ 注意 自己啓発が悪いというのを言いたいのではありません。
明確な目的や得るものに見当がついているものなら有用なものが多いと思います。

ポジティブドラッグに陥らないために

解決方法は自分自身に気付くことです。

ドラッグ化している時は自尊心が低くなっている可能性があります。
何故なら、自分自身を信じられていない状態になっているからです。

そのような状況に気付くのがポイントになりますが
多くの問題は気付けないのが問題なのだと思っています。

気付いていれば、解決に至れます。
しかし自分自身で気付けなければ解決のスタートに立てない。

そのためには大きな後悔や
日頃の小さな変化に気付ける感を養うのがいいでしょう。

その感が段々と応用として他の視点にも活かせるようになります。
まずは気付く感を持つのがいいのではないでしょうか。

関連記事

  1. 雑魚クリエイターの戦い方

  2. 美肌動画を最も簡単に作る方法

  3. 動画クリエイターのための睡眠障害対処術

  4. 法人向け営業戦略

  5. スマートな社会が成功を阻んでいる

  6. 保育園のプロモーション動画の作り方

  7. UR-RT2の音を試してみる

  8. 動画クリエイター向けお勧めインナーウェア

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP