カメラ付属のマイクの音が悪い決定的理由

カメラマイクで音を収録するのは避けた方が良い。
何故そんな事を言われてしまうのでしょうか。

セットアップとしてはサンプリング周波数もbit深度も
オーディオレコーダーと同じ設定にしているのに
音にノイズが乗っている、ザラつきがあるなど
それらの問題に解答します。

得られること
・レコーダーを使用する理由
・カメラとレコーダーの違い

結論

カメラセンサーの違い同様、レコーダーにもアンプと呼ばれる
品質の差を決定付けるパーツがあるからです。

iPhoneのカメラで撮影する4Kと一眼レフで撮影する4Kの違い
似たようなものです。

4K画質と言われてもカメラのセンサーが違うので
仕事として納品レベルのクオリティーを発揮させられない。

カメラの付属のオーディオの収録の場合も同様です。
付属のアンプ部分の性能が高くないため
音がザラついていたり、パフォーマンスが良くない。

ポイント
・音にも質がある
・質はアンプによる違い
・納品レベルを考えるとレコーダーの音の方が良い

アンプの構造

アンプは増幅機です。
元あるデータをゲインアップする機構です。

このアンプの性能差で音の善し悪しが出てきます。
オーディオ系の人ならば、トランスと言うかも知れません。

アンプの音の質感に影響を与える重要パーツは
トランスの影響値が大きいからです。

ポイント
・アンプは増幅機
・元の音をアンプで増幅している
・アンプにも質がある

何故アンプが必要なのか

マイクは音の振動を電気に変えます。
その振動は非常に微弱なので
耳に届くまでに聞こえるレベルまでに増幅する必要があるのです。

カメラにも内蔵にレコーディング用のアンプがあり
そこで音を増幅し記録しています。
レコーダーも同様です。

増幅する時の質感が音に影響を与える
カメラ内蔵のものは、良いものとは言いづらい。
環境も良くありません。

悪い理由
・アンプの質がレコーダーよりも悪い
・電気ノイズを拾いやすい環境
・接続部はノイズが出やすい環境の設計が多い

アンプはノイズを拾う

アンプはノイズを拾いやすい機構です。
カメラが動いている電気ノイズも拾ってしまいます。

フォンジャックタイプなど抜けやすくジャック自身も
動きやすいタイプの接続部しかありません。

ジャックが動いたり
衝撃が加わるとノイズも収録してしまいます。

ノイズを拾うポイント
・回路周辺機器の電気
・接続部
・直接的振動
・他のシステムでの電気的変動

アンプそのものも
パーツが小さく良い環境ではないのが原因です。
良いアンプは設計から違います。

アンプ自身の大きさやキャパシティーも違います。

それ以外にも電気的な影響を隔離する配慮や電源周りの設計が
音を良くするためだけに設計されているため
音の違いが生まれます。

アンプと周辺パーツとの間に物理的な壁があったり
基板の配線も優先度が違います。

なのでカメラのマイクとはセットアップが同じでも
音がクリアに収録出来るのです。

音がクリアな理由
・アンプの性能が違う
・電源回路の優先度が違う
・ノイズ対策がされている

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