今は、スマホで動画も撮れてSNSにアップするのが当たり前の時代にわざわざ外注する必要があるのか。
という問題も感じられる今日この頃。
その中でスマホだけじゃどうしようもないよね。というのがドローンを使った会社の撮影。
今回は、内製化を視野に入れたドローンによる会社撮影の方法と、外注についてのアドバイスについても紹介いたします。
撮影のポイント
ドローンを使った撮影のポイントと言ってもカメラ的なことは少なくいきます。
何故なら、カメラの設定などは、結局現場の状況で様々で変わってしまうため、
この方法をしていれば良いというものはないからです。
ですからカメラの話は置いておいて、別の視点で撮影のポイントを紹介したいと思います。
Googleマップで周囲を確認する
カッコイイドローンの動画には共有しているものがあります。それはゴチャゴチャしていないかです。
ゴチャゴチャしているというのは、例えば会社の周りの建物などは会社には関係ないので、ゴチャゴチャしがちです。
民家の屋根や電柱や、高圧線、クレーンのようなものも動画でみると邪魔に感じます。
こういったものが売り込みやすい場所なのか、一度確認してみましょう。
写り込みが多い場合には、ドローンを飛ばす位置やカメラの向け方を工夫する必要があります。
写り込みが気になる場合はドローンを近づけて周囲が入らないようにします。
全体像を入れることはできませんが、不要な写り込みを避けることができるので
ゴチャゴチャした要素を減らすことができます。
その場合、垂直線や平行線などを意識するとまとまりが産まれます。
会社がどんな建物か把握する
ドローンの場合、工場のような建物が複数あるような施設の場合は高度を上げる必要があります。
しかし、一般的にドローンには高度制限があり、その高さを超えての撮影は別途申請などが必要になります。
そのため複数の建物からなっている会社や工場のような場所では、敷地全てを収めるのが難しいかもしれません。
その場合は、主要な建物に絞って見せるなど飛ばす前にプランを考えておきましょう。
面積が広い場合は可能な限り高高度を維持し、カメラの角度を持ち上げて斜めに入るように心がけます。
カメラを正面を意識し敷地が菱形上になるようにすると敷地を可能な限り入れることができます。
ドローンのスタートポイントに注意する
ドローンは電波で飛ばしています。電波と聞くとスマホを思い浮かべがちですが
スマホの感覚は忘れてください。
ドローンの電波はそれほど強くありません。
建物の陰に入るような場所は、電波を見失いやすく、墜落の危険が伴います。
また都心部のような場所では様々な電波が行き交っているため、電波が弱くなりがちです。
写り込みを気にして物影に隠れると電波も弱くなりやすく、
飛ばす場所の位置決めは思いのほか重要になってきます。
電波の通りの良い場所で飛ばすことができれば、
飛行させながら良い場所を見付けることも出来ますし、
長く飛行させることにも繋がります。
オススメは建物の屋上から飛ばすことです。
電波が通りやすく、視界も開けていて目視でも状況を把握しやすいでしょう。
飛ばしながらポイントを探るのに適しています。
注意したいのは、屋上に柵などがなく安全性が低い場合や、風が強く吹き付ける場所で離着陸が難しそうな場合です。
このような場合は、飛ばすことを中止するか別の場所で飛行させるなど検討しましょう。
何時に撮影するか考える
空に高くドローンを打ち上げればあげるだけ空が映り込む確率はあがってきます。
真下を撮るだけなら大丈夫ですが、
カメラの角度を上げた時に対応が写り込んで真っ白ということになりかねません。
印象的なシーンとして考えているのであれば問題ないですが、太陽を動かすことはできませんし、
陰の陰影が強く出がちなので午前中や夕方は避けたいところ。
とはいえ、お昼は人の出入りが一番多い時間帯でもあるので
状況みて判断する必要があるでしょう。
このような形でポイントを紹介してきましたが、
そもそもドローンで会社を撮影しようか悩んでいるという方のために
ドローンを内製化する意味はあるのか、コスパについて考えたいと思います。
ドローンはコスパが悪い
最初から結論になりますが、SNSで明確な目的や狙いがなければコスパが悪いです。
大きな理由の一つは使えるシーンが少ない点です。
ドローンの映像は映えしますし、その映像があることで、他の映像を引き立てることも流れを作ることもできます。
しかしよく考えてみるとドローンの映像は、メインのコンテンツのシーンにはなりづらく、
動画の内容としては導入は補足といった役割で使われることがほとんど。
会社の動画ともなると冒頭や終わりに使う場合や、会社全体の話の導入で使うのが関の山なのではないでしょうか。
しかも、一度撮ってしまえばそれほど、シーズンや年度で撮り直すものでもないことを考えると、撮影頻度は少ないのが現状です。
さらに言ってしまうとドローンは保険に入ることが必須になりますし、少額とはいえランニングコストが掛かります。
その他にも、手続きや記録など課せられていることが多く、現在のドローンは面倒な事が多いのが事実です。
コスパの悪さまとめ
・飛行規制などの事前調査の必要性
・機体購入費が高い
・保険の加入が必須
・飛行の都度飛行申請など手続きが必要
・飛行記録などの事務作業も増える
このような面倒なことが思いのほかあるため、ドローンで会社を撮影したいと考えている場合、
内製化するが撮影を依頼するかは検討した方が良いでしょう。
最初からデメリットを語ってしまいましたが、
メリットや規模感がある会社であればプラスになることもあります。
ドローンを買ってメリットを生み出すパターン
ドローンを購入してメリットが生まれるパターンについては、どうしても撮影頻度が高い必要があります。
そこで撮影回数が必要となるパターンや、横展開できそうなパターンについて紹介します。
会社で複数の建物を持っている
会社の建物が複数あり、しかも他県に点在しているなどの場合は、
社内で内製化すると得になりやすいです。
撮影タイミングや時期を自由に選べ、
ドローンが無駄にならないという点でメリットになると思います。
内製化でされる場合は、年間で一定回数を飛ばせることが条件になってくるでしょう。
目安として、3ヶ月に1回飛ばすのを基準に考えてみましょう。
SNSプロモーションに力を入れている
インスタやSNSなど
業種業態によってはドローンが活躍するシーンが多いものもあります。
旅行やホテルなど観光業に近い場合は、
景観の良さや地域の魅力を同時に発信することで集客に繋げられるのではないでしょうか。
投稿頻度を必要とするSNSでは、ドローンを毎回外注するのは経済的とは言えません。
このような業種であれば、活躍できる場面は多くドローンで撮影してゆくのは有効と言えます。
建設業など現場でも活躍できる瞬間が多い場合
建設業などですと、社屋以外にも施工現場でも活用することができます。
区域の調査や景況の変化を記録してゆくなど工事写真+αとして活用していくことが可能です。
また許可を得ることができれば、実際の施工現場をPRとして活用することも出来き
PR素材の蓄積や実績紹介として活用してゆくためのアーカイブとして記録するなどの方法もあります。
とはいえ、工事現場となると、実際の工事の進行を妨げることや資材や機材などが点在していて
ドローンの操縦としての難易度はやや上がってくるので、注意してください。
ドローンの操縦に慣れてからというのが前提になりますので、簡単な現場で経験を積んで慣れてきたらなど
スキル管理やコントロールが出来る事が前提となるでしょう。その辺りのマネージメントが出来るとプラスになるはずです。
まとめ
ドローンで会社を撮影するポイントを紹介してきましたが、
そもそもドローンで会社を撮影するメリットがあるのかついて検討する必要がありそうです。
その点を考慮に入れた上で、ドローンで会社を撮影するのが良いのでは、
あれば上記の内容を参考に撮影をしてみてください。