ポジティブドラッグの罠

ポジティブでいることって大変ですよね。

ポジティブな状況は危険である

長期的続くポジティブを信じるのは危険です。
何故ならポジティブな状況とは
長期的に発揮されるものではないからです。

もし仮にポジティブが長期的に続く状況であるのならば
仮初めのモチベーションかもしれません。

多くの場合は習慣である

ポジティブな状況は長く続かないのは
幸福がとても速く減衰してしまうからでしょう。

もしくは幸福な状況に人間が直ぐに
なれてしまうからだと思います。

ポジティブを持続させているような人は
ポジティブな状態を作っているのではなく習慣として
身体に染みついている状況になっていて
殆どが身体の反射的な行動にまで
落とし込まれているからではないでしょうか。

自己啓発が作る強制発火

ポジティブドラックになりやすいのは自己啓発が作り出す
ポジティブな状況の強制発火です。

自己啓発が悪いのではなく依存的に陥ってしまうと
ポジティブな状況に自分自身が
依存していしまいたくなるのです。

結果、表面的にはポジティブであっても
心の深層は不安を抱えていて
どうしようもない気持ちで一杯だったりします。

自己啓発によってその不安を拭おうとする場合
ポジティブドラックに掛かりやすい状況にあります。

一種の興奮剤

ポジティブな状況になれば、頑張れますが
ポジティブではない状況になると
途端仕事の進みが悪くなります。

仕事の進捗が悪いと自己嫌悪に陥り
より不安を増大させます。

その不安が自分をまた苦しめ
ポジティブな状態が羨ましくなるのです。
そうなると、ポジティブな状況に
依存し始めてきてしまうのです。

過去の自分

駆け出しの頃などは自分が何をやっても
上手くいなかい事ばかりでした。

周囲に相談出来る人もいなかった部分もあり
直ぐに相談出来る状況になかったからかもしれません。

どんどんと不安が込み上げてきて
中々結果も出ない状況に自分が不安が込み上げてきました。

そんな時自己啓発の本などを読んだり
オーディオブックを聞いて
自分を高めようとしていたのです。

しかし、そこに大きな罠があったのです。

自己啓発で自分をコントロール出来ているか

自分をコントロール出来ないなら
それは危険信号かもしれない。

自己啓発の素晴らしい所は
短時間でモチベーションを
行動したくなる瞬間まで高めてくれる事だ。

心の隙間が埋まり、やる気が湧いてくる
そして今、この瞬間の行動力が出るため非常に効果的でした。

しかし、そのエネルギーは直ぐに収まってしまい
モチベーションが高くないと行動出来ない自分に気付いてしまうと
行動するためにまたモチベーションを高めようと思ってしまう。

段々とそのオーディオブックなどがないと
自分の気持ちを持ち上げられない状況に
なっていってしまったのです。

借り物のポジティブはすぐに消える

ポジティブにも自分から沸き上がるものと
周囲から触発されておきるものと二つあることに気付きました。
周囲から触発されたポジティブは
熱しやすく冷めやすいのです。

まるでストーブです。
一見明るくて近くにいると心地良いのですが
距離が空いてしまうと、非常に温度を感じづらい。
だからこそから離れられず、ストーブで暖をとってしまうように。

ポジティブがドラック化するプロセス

何かが作用して出てくるポジティブな感情は
他者に傾倒しやすく自分を見失いやすい。

自己啓発系の最大のデメリットは、
そう言ったフローを簡単に作ってしまうことだ。

自分のエネルギーではない場合非常に中毒性を
生み出しやすいなと感じました。
僕自身、そのような状況になっていました。

自分の居場所に気付く力

ポジティブドラック中はポジティブな状況と不安の落差が激しく
自分を見失いがちです。

そのような状況になってしまうと
自分がどんな状況にいるかも分かりません。

そこでまずは言葉と概念を
頭の片隅に入れておく事が大事です。

ポジティブドラックに
ハマってしまうのは仕方ない事だとして
何かの違和感を感じたときに
このポジティブドラックという言葉と
概念を思い返せれば、自分の位置に
気付くきっかけになると思います。

その状況に早い段階で気付き
冷静に自分を取り戻す事を大事に
してみるのが良いでしょう。

不安を受け入れ行動に変えていく

行動をするしか在りません。
何よりも行動し自分を変えていくしかありません。
不安な時は友達に相談し、助けを求めるのも大切です。
答えよりも、助けてくれる人がいることを実感すると安心出来ます。

そうやって一つ一つ自分の底から
エネルギーを出せるようになると良いと思いました。

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