Rode videomic go2のレビュー

小型のガンマイクを購入したのでレビューしたいと思います。
使い勝手の良いマイクだと思いました。
性能も良くクリアです。

Rodeとは

Rodeはオーストラリアのマイクメーカーです。
コンデンサーマイクが主流で、ボーカル用のマイクから、楽器用のマイク
そしてビデオ用のマイクなど幅広い製品を開発しています。

Rodeの特徴は低価格、ミドル価格、プロクオリティーのゾーンそれぞれの
ゾーンで大手の有名製品よりは割安なマイクを発表している印象です。

品質は悪くなく、価格との満足度が高い印象です。
自分はビデオ用のマイクを主に何個か使ったことがあります。

楽器用やボーカル用のマイクは使ったことがないので、正確なことは言えませんが
概ね各ゾーンでのコスパの良い製品を打ち出している印象があります。

Rode videmic go2

Rode videomic go2はRode videmicgoの後継機です。
実際にvideomicgoは使ったことがないためどれくらいの進化なのかは分かりません。

Vdideomaicgoは電池駆動でパッド機能やハイパスフィルター機能などが搭載されています。
Video micgo2ではこれらの機能はアプリ化されており、アプリと接続することで使用することができます。

上位機種としてvideomic proシリーズがあり、ProとPro+の二種類があります。
Rodeのビデオマイクでこちらの製品を使っている人は多いのではないでしょうか。
マイクの質はこちらの方が高く高品質な音を収録することが可能です。

ですが、これらのマイクは全てカメラマイクです。
カメラマイクには特性と条件があります。

RODE Microphones ロードマイクロフォンズ ビデオマイク ゴー II ショットガンマイク VMGOII

カメラマイクの特性

カメラマイクはある程度柔軟さが求められています。
何故なら、カメラマイクは主に現場取材などで音声を使うために
考えられているマイクだからです。

取材は様々な環境で行われます。
工事現場や暴風が吹き荒れる現場など、騒音が激しい中でも
現場の声を使いたい時や、現場の様子を音として届けるなど
様々な役目に対応できることが求められています。

さらにカメラマイクであるため、レンズの画角よりも
前にマイクを出せない制約も発生します。

そのため、必然的にレポーターやインタビューイー(話しを聞いている人)との
距離が空いてしまうと他の音を拾ってしまい、話している人の声が埋もれてしまう現象が発生します。

もう一つはカメラの画角を優先するとマイクが人物の正面から外れている場合があります。

一般的なガンマイクは周囲の音を入れないために正面のごく小さな面積しか音を拾わないように設計しているため、
現場の音声さんはプロ品質のマイクを使えば使うほどコントロールが難しくなります。

カメラマイクはそれらのことを配慮し
正面の音を中心に拾うように設計していますが
やや拾い範囲になるように設計しています。

これはカメラマイクタイプのものであれば比較的同じ思想で設計されているはずです。
この音の拾う範囲を指向性と言います。

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Rode videomicgo2の指向性

実際に使ってみた感じはガンマイクよりですが、やや周囲の音も拾います。
距離は1~3mまでが限度のような印象です。

1m以内であれば、左右の音はあまり気にならないですが、2mから以上になれば
左右の音が環境音として入るようになります。
それでも中心の音はクリアで聞きやすい音として正面に感じられますが
声量によっては左右に負けてしまうことがあります。

これはどのマイクでも同じですが
videomic go2は正面の音をより正面に感じられるようなパワー感がありました。
声量とは別にややマイク側で正面は前に押し出してくるような力を感じます。

だからと言って、変なブーストが掛かっている印象は少なく
自然と一つ前にあるよ。と主張するような程度です。

動画クリエイターのための睡眠障害対処術

外観から感じとれること

外観から感じるのは最新のRodeのガンマイクのデザインを採用している点です。

特に言及されていませんが、最新のガンマイクNTG5ではパンチホール型のデザインが採用され
効果的な音響透過性を実現しているデザインと言及している点があります。

この新しいガンマイクのデザインが採用されているため
この音質のクリアさに貢献しているのではと感じています。

RODE Microphones ロードマイクロフォンズ NTG5 Location Recording Kit コンデンサーマイク NTG5KIT

クリアな音

ノイズが非常に少ないと感じました。
少し古い型のタイプのマイクでは、環境音でもマイクで
拾っているような空気のカサズレ音のような
うるささが目立ってしまった印象があります。

声量が少ないと風の音をまともに拾ってしまったりと使いづらい印象がありました。

しかしrode videomic go2は、これらの空気音を綺麗にカットしている印象で
カットした帯域が声の質に影響与えるほどでもないので
自然に聞こえて、非常にクリアに感じました。

価格帯からすると非常にクリアに聞こえる音なのではと感じました。

Rodeのガンマイクの特性

Rode NTG5と比べて似ている部分があります。
それは低音の特性です。Rodeのガンマイクはやや低音が強いモコモコとした印象があります。

Rodeの製品だけを使用していると分かりづらいのですが、
ローミッドからローにかけて前に出てくる部分があり太い音になっています。

この特性の良い点は
どのような環境でも人の声をしっかり届けるために作られていることです。

人の声の中低域を前に出すことで声の芯が太くなり聞きやすい声になります。
そのため、取材や現場インタビューなど様々な場面で使いやすいといった印象です。

ですが、音楽イベントやボーカルなどの収録に使うには細かい点で
低域をブーストさせすぎて自然ではないと
感じさせてしまうかもしれません。

この印象はvideomic go2でも同様に感じました。

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ライコート製のショックマウント

ショックマウントが優秀です。
Rodevideomic goを少し触ったことがあったのですが柔らか過ぎてマイクが揺れて
ノイズを出していた印象がありましたが、videomic go2ではプラスチックのプレートの上に
固定されたショックマウントがあり、ガンマイクも短いため大きな揺れは発生しませんでした。

そのため、手持ちでカメラを動かしてもノイズが出るようなことはなく
非常にクリアな状態が続いていました。

高いコストパフォーマンス

Vidoemic go2はコストパフォーマンスの高さが素晴らしいと感じます。
現在の価格で15000円ほどで購入できます。

マイクに一万円以上かけるのは高いと感じるかもしれませんが
動画クリエイターになるなら、この価格の投資は安い方だと思います。

F-stopのレビュー

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