WEB動画編集Flexclipのレビュー

レビューのご依頼をいただいたのでレビューをしたいと思います。

得する人
・Flexclipを見当している人
・動画編集のソフトを知りたい人
・短時間のバナー動画のようなものを作っている人

得する内容
・Flexclipの良い部分、悪い部分が分かる
・Flexclipの使い勝手がわかる

Flexclipとは

オンラインの動画編集サービスです。
Pearl Mountain Technologyという中国の会社で別のアプリケーションも開発しています。

触ってみて

動画編集をどの程度したいかで評価が分かれると思います。
ですが、初心者向けともいいがたい印象を感じました。

理由は後述しますが、ある程度目的が決まっている場合には
使えるサービスでもあるかと思います。

ですが競合のサービスもあるのでその辺りでも
見当する必要があるようにも感じました。

動画クリエイターがプレミアプロを選択する理由

ダビンチリゾルブの導入前、導入後のデメリットを考える

誰に向いているか

動画制作を内製化して社内でABテストなどバリエーションを
たくさん作りたい人向け
と感じました。

ここに至る理由は良い点と悪い点を踏まえての結論です。

良い点としてはフリー素材の量が映像・音楽ともに豊富であることと
編集までのプロセスが簡略化されているので
ソフトの使い方を覚えるほどではないくらいにまとまっているからです。

ですが、プレミアプロやFinal Cut Proのような動画編集用UIではなく
出来ることが限定されている点や編集画面が英語表示だったり
Chromeでした撮影素材をアップロード出来ない点など
ある程度PCの使い方に慣れている必要がありました。

加えて吐き出す映像が1080pでmp4の固定になっている点なども
使える要素としては限定的だと感じました。

動画編集ソフトを使ったことがあって
30秒以下のSNSやWEBバナーのような小型広告を作る必要がある
に向いているいと思います。

とはいえ、すごく合っているかと言われると
やや難点もあるので後ほどその部分も紹介したいと思います。

ですのでそのような人は引き続き
読み進めていただければと思います。

ダビンチリゾルブ最適化計画

iZotope RX8が発売されました。

向いてない人、その理由

向いていない人にむけてそれぞれに
コメントを入れておこうと思います。

ただ向いていないだけだと分からないと思うので
選択の参考にしていただければと思います。

初めての動画編集のソフトとして選びたい人

編集画面で英語表示だったので混乱すると感じました。
決して難しいUIではないですが、新しい概念に触れるようなものなので
英語などの表示は精神的負担になると思います。

Google chromeでしか撮影素材をアップロード出来ない点も
初心者にお勧めできない理由です。

WindowsもMacもchromeは純正のブラウザではないからです。
(※Windowsでは純正のものでも可能かもしれませんMacでのみ検証)
そのためサービスを利用するために別途セットアップが必要になり
初めて触るような人だと
この時点でストレスの臨界点を突破してしまうのではないでしょうか。

iMovieのインストール方法

YouTube編集者

字幕などの打ち込みができないため却下になるでしょう。
フォントも太い角張ったゴシック体がないため、優先順位は低め。

ブレスの間もカットするような編集形態のため
UIの構造も合っていない点として目的と合っていない感触です。

ArtlistやEpidemic SoundのようなUIなのでBGM選びには
とても良いと思います。

動画クリエイター

作りたいイメージの許容をすぐに越えてしまうためNG
幅広く対応はできないので、テロップ感の演出など個性は出せません。

色合いの調整も、iMovieより項目がありますがそれ以上の何かができない印象です。
レイヤーを重ねて小技を使ってプラスアルファの演出なども出来ないため向いていない印象です。

Waves無料プラグイン Maxx volumeが使える【動画クリエイター向け】

ダヴィンチリゾルブの使い方【テキスト攻略篇】

家族の思い出ビデオ編集

BGMの自由度が高いのでちょっと格好いい、オシャレな
映像が作れると思います。

ですが運動会のような長尺素材の編集には少し工夫が必要なので
土日などの休みを使って頑張ってやりきれるという
やる気のあるパパ向け。

次は触ってみて良いと感じた部分を紹介します。
優れている部分もありました。

色々なサービスのいいとこ取りしている印象で
その点の素晴らしさは感じました。

実際の編集するやり方雰囲気の感じなどをまとめてみました。
全ての機能を網羅しているわけではありませんし
触りきれていない部分もあったかと思いますが
何となくの感じを掴んでいただければと思います。

CPUについて聞かれた時、専門家っぽくドヤるための方法

UIが洗練されている

UIが良かったです。
UIのデザインもシンプルで操作系が英語でも
なんとなく触っていれば編集までいけるくらいに洗練されています。

細かい編集タブの表示もロード時間など短く
ストレスを感じなかったのは好感を感じました。

アイコンの動きも自然で挙動もナチュラルです。
動画編集をやり慣れていない人にとっては触っていて
楽しい感じも得られるのではないでしょうか。

オンライン動画配信、自宅収録のオススメ機材

Free素材へのアクセス導線も整理されている

フリー素材の選び方などUIが整っていて、非常に短い時間でアクセスできました。
オンライン系の動画サービスの場合、付属のフリー素材はおまけ的な扱いだと
素材を探すのが一苦労してしまうことが多い印象があります。

最前線で活躍しているサービスのUIに似している形になっていて
シチュエーションや雰囲気などタグ化されていて、絞り込みが簡単です。
検索までスムーズでストレスを感じませんでした。

この点は素材を選びたいというモチベーションを高めてくれている
という印象を感じます。

オンライン授業の動画の作り方【学校の先生向け】

素材量が豊富

フリー素材が豊富です。
バリエーションで困るような感じはあまり感じない量でした。
このボリュームがあるのは嬉しいと思います。

素材の色調整や文字の配色など調整項目が豊富

素材の色調整は、iMovieよりも充実している印象です。
UIもすっきりしているので使いやすいですし
動きも滑らかなのが良かったです。

テロップ部分の色調整も自由度があるほうだと感じました。
色もそれぞれで指定できるのでその辺りも魅力の一つと思います。

iMac 2020がもうiMac proなのでは? というレベル

選択を躊躇する点

次ぎにネガティブな要素をまとめました。
悪い点は、内製化してABテスト素材を作りたいという人向けの
視点になるべく合わせてレビューしたいと思います。

フォントの危険性

使用可能な日本語フォントはほとんどがフリーフォントでした。
フリーフォントの場合日本語の対応レベルがあるので、その点が一つ懸念されます。

例えば社内会議のデザインが通過した後に文字が対応しておらず
変更しなければならないなどトラブルリスクがあると感じました。

DaVinciresolveのノイズリダクションが凄い件

角ゴシック系がない

このような広告物の場合、訴求力のあるインフォメーションを
作る事が考えられます。その場合フォントは大きく力があり
読ませる角ゴシック系のフォントが好まれますが、それがない点です。

丸ゴシック体は入っていますが、訴求力のあるインフォメーションには
使いづらい印象です。

そのため、別ソフトでそこだけ作る必要ありそうなので
工数が増えたり、手間感感じるだろうと感じました。

フォントのライセンシーに関して

商用利用可能なフォントを使用はしていると思うのですが
二次配布利用は禁止しているはずなのでソフトウエア側として
この使い方が二次配布の範囲に入っていないかが気になりました。
その辺りの承諾って得てるのでしょうか。

サービスの利用側としては問題ないですが
サービス提供側として芋づる式に何か指摘された時に
槍玉に挙げられてしまう可能性もなくはありません。

社外案件で少し作ったりなど検討している場合は
使用を避けた方が良いかもしれません。

日本のフリー素材がない

ストックビデオが外国人や海外っぽい雰囲気の映像が多く
日本っぽい素材がありません。

そのためサービスイメージ系の動画なら使えるのですが
日本人らしさが求められるような動画を作りたい時に
ほとんどストックビデオの価値を発揮できない印象です。

これは他のストックビデオ素材サービスにも言えますが
マッチングはあまり良くないと言えます。

レンダリングに時間がかかる

WEBサービスという点もあり書き出しが長いです。
正直ちょっと長過ぎる印象でした。

30秒足らずの素材にフルHD素材の書き出しで5分くらいです。
6分の素材書き出しは推定で1時間程度かかる感じでした。

※ 通信環境は有線回線で平均的な速度のプロバイダを利用しています。

通信速度や設置サーバーとの関係もありますが
会社のちょっと遅めの回線だと感じている場合や
Pocket WiFiなどフットワーク軽く仕事をしたい方も
避けた方がいいでしょう。

内製化で仕事用のPCが1時間使えないのは
休憩したいというなら別ですが、手持ち無沙汰になり仕事が進まず
ストレスになると感じます。

数多く種類をという要望には書き出しの部分で
大きくネガティブに働いている印象を感じました。

通信環境がボトルネックになっている印象です。

他の同業サービスも課題になっている部分だと思いますが
動画編集のデザインから考えると
この課題に一定の答えがないとiMovieやプレミアプロなどの
動画編集ソフトに行きやすいのではないでしょうか。

または日本企業が作っている同種のサービスに流れしまい
中々選べないという印象を感じがしました。

凡人のための基本戦略

https://soranoue.net/know-how/macbookpro16/

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