ダビンチリゾルブ17 ノイズリダクションは他にはない魅力

様々な動画編集ができるソフトがありますが
ダビンチリゾルブのノイズリダクション機能が優秀で
有料版を購入するだけで使えるのは他にはない魅力です。

今回はダビンチリゾルブのノイズリダクションを紹介したいと思います。

ノイズリダクションを使うようなシーンとは

夕暮をすぎたようなシーンや夜のシーンではノイズが発生する可能性が高いです。
他には屋内などのシーンでもノイズが残る場合があります。

カメラのセンサーは人間の目よりも優秀ではありません。
暗い場所に弱く、人間の目に見えていても
カメラのセンサーでは捉えられない場合があります。

ゲインやISOというのはセンサーの感度を高めることで
暗い場所でも明るく見える仕組みです。

人間で例えると、目を凝らす
免許センターでの深視力をやっているような感覚です。
目を凝らしているような状況で負荷がかかっています。

そのため映像にノイズが乗ってしまうといったことも発生します。

ノイズが乗った映像素材は綺麗ではありません。
そこで登場するのがノイズリダクションになります。

DaVinciresolveのノイズリダクションが凄い件

ノイズリダクションとは

ノイズリダクションとは映像の中に発生してしまう
機械的なノイズを除去する機能です。

映像は写真と同じように、目に見えないような
細かいドットに色を付けたものを組み合わせて目で
見ているものと変わらないくらいの絵にしています。

その際にいくつかのトラブルがあり暗い場所などはカメラのセンサーが色情報を読み取れず
センサーが無理をして赤や緑のムラを作ってしまいます。

すると映像の中では小さな点がチラチラ表示され、リアリティーがなかったり
映像の中に集中出来ないといったようなものになりこれをノイズと呼んでいます。

これらの映像ノイズを除去するのがノイズリダクション機能です。

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ノイズリダクションの仕組み

ノイズリダクションは映像を解析し除去するシステムです。
ノイズリダクションはカメラの機械的なノイズなので
本来の映像にはなかったものです。

ノイズリダクションは本来の映像部分
とノイズ部分を分析することでノイズ成分を解析し
除去します。

ノイズ除去は前のフレーム(絵)の情報か隣のピクセル(隣の点の色)を計算しノイズを特定します。
その後、ノイズとなっている部分を補完することでノイズを除去していきます。

そのためノイズリダクションはPCのパワーが必要になります。
低スペックのPCの場合
ノイズリダクションをかけてしまうと通常通り動かないことが
多々あります。

ダビンチリゾルブのノイズリダクションとは

ダビンチリゾルブには2種類のノイズリダクション機能があります。
一つは前後の関係からノイズ成分を分析する時間的ノイズ除去です。
もう一つは空間的ノイズ除去で、ノイズの周辺を解析し除去する方法です。

ブラックマジックデザインの公式紹介では時間的ノイズ除去を使用し
それでもまだノイズが気になる場合には空間的ノイズ除去を行うことを推奨しています。

理由は空間的ノイズ除去は、輪郭が曖昧になりやすいデメリットがあるためです。
基本的には時間的ノイズ除去で済ませるようにすることをオススメしています。

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ノイズリダクションは有料級

数年前まではノイズリダクションは非常に効果は特殊処理技術でした。
理由はPCのマシンパワーが必要であったことと
ノイズを解析する技術やノウハウが特別だったためです。

ノイズ除去をするために別のソフトウェアが本来必要でしたが
ソフトウェアの買収や統合などによりノイズリダクションも身近な存在になりました。

ダビンチリゾルブはその最たる例だと思います。
有料版のダビンチリゾルブに限りますが
ビデオノイズ除去が無料で付いてくるのは破格だと思います。

その他のプラグインなどもセットになっている価格で3万円は
ダビンチリゾルブは他の動画編集ソフトにない魅力と言えます。

ダビンチリゾルブのノイズリダクションの性能

ダビンチリゾルブ付属のビデオノイズ除去は優秀です。
通常動画編集ソフトに付属するノイズリダクション機能は簡易的なものが多いです。

単独の製品版と比べると見劣りしたものが多く
実際に使ってみるとイマイチに感じる点が多々あったりします。

その点、ダビンチリゾルブに付属するノイズリダクションは非常に高性能です。

ビデオノイズ除去の定番と呼ばれるNEAT VIDOには叶いませんが
それでも高性能なノイズリダクション機能が備わっています。

ビデオノイズ除去の判断基準はディティールを崩さず
赤や緑のノイズを効果的に取り除けるかです。

ノイズリダクションは基本的には元の素材を加工してしまうため
映像の質感が低下していきます。

ノイズリダクションの性能を判断する最も大切な要素は
元の素材が劣化していないかがポイントになります。

ダビンチリゾルブに搭載されている
時間的ノイズ除去がこの性能の点で優秀です。

マシンパワーを必要としますが、効果的にノイズを除去しますが
ディティールはあまり崩れません。
設定のパラメーターを細かく設定できるのも魅力的です。

性能が良い理由は前後のフレームを計算し色を補間するため
周辺のディティールの損失を少なくノイズ除去ができるからでしょう。

ノイズリダクションが使えるだけで
撮影時や素材を触る時も安心感に繋がります。

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ノイズリダクションは完ぺきではない

ノイズリダクションはあくまで保険的なものです。
素材は少なからず劣化してしまいます。

大きすぎるビデオノイズや粗すぎるものは除去できませんし
素材が悪くなってしまうのも感じます。

ノイズ除去を行うにも撮影素材がある程度データ量があるものなど
ノイズリダクションを頼りきりにするのはやめましょう。

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