カメラを習うと何故か「ISO下げろ!」って怒られませんでしたか? その答えがあります。
ISOってそもそも何?
ISO感度とは、デジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。
大事なのは機能ではなく、役割を知ることです。
ISO感度を上げると明るく撮れます。
しかし、ISO感度は人工的に明るくする仕組みなので
感度のレベルと上げるとノイズが乗ってきてしまいます。
するとノイズがのり汚い写真になりがちです。
カメラマンはISO感度を可能な限り低い状態で撮影をしたいのです。
ISO感度を上げるのは妥協をしているということ
ISO感度が低くい状態で明るく撮れている写真は
自然な光またはライトによって光が満たされた良質な写真と言えます。
ISO感度を上げるという事は何らかの理由で最高の状態ではないと言えます。
撮影の現場とは常に最高の状態ではありません。
色々な条件を妥協しなければならない時もあります。
すると、明るさを妥協しなければならない場合
ISO感度を上げて対処するという選択になります。
写真・映像クリエイターとして編集を考えたISO設定が大切
目的や納品先、何に使われるのかを意識しましょう。
ISO感度の状況はポスプロ時に影響を強く受けます。
ポスプロとは編集段階、撮影後の段階を言いますが
その時にノイズをどこまで許容出来るかが問題になります。
写真も小さなハガキサイズならば多少ノイズが乗っていても気にならないでしょう。
しかし、渋谷の看板広告などに使われるとなれば
一つ一つのノイズが小さくても近くで寄ってみると
拳大の大きさのノイズとなり使い物になりません。
映像の場合、VFXなどのエフェクトを加える前提ならば
ノイズが乗った素材はとてもエフェクトを載せにくい素材となってしまいます。
ISO感度の設定はどこにどのように使われるかを考えて設定しましょう。