保育園をPRするためにたくさんの時間やお金を掛けることはできないですよね。
今回は、保育園のPRを自作したいという方のために基本的なことを紹介したいと思います。
あくまで一般的な方法なので、合う合わないこともありますので、注意してください。
PR動画を作る前に必要なこと
保育園のPR動画を作る前にどんなことを動画に盛り込むか考えましょう。
撮った後に考える方法もありますが、2度手間、3度手間になり効率的ではありません。
1保育園の特徴やコンセプトの紹介
その園がどんな保育園なのか、親御さんが求めるものがあるか。
イメージを伝え、保育園の特徴やコンセプトを簡潔に伝えましょう。
2スタッフの紹介
保育士や園長など、保育園のスタッフの紹介を通じて、保育園の雰囲気や特色を伝えることが大切です。
3児童の様子の紹介
保育園での子どもたちの様子や、保育士とのコミュニケーションの様子などを映像で紹介することで、
実際の保育園の雰囲気を伝えることができます。
4教育プログラムの紹介
保育園の教育プログラムやカリキュラムの紹介を通じて、子どもたちがどのように育つのかを説明するのも大切です。
5施設の紹介
保育園の施設や設備、周辺の環境などを紹介することで、保育園へ魅力を具体的に伝えることができます。
6アピールポイントの強調
保育園の強みやアピールポイントを強調し、保育園を選んでいただく説得材料を作りましょう。
7保護者の声の紹介
保護者の声を取り入れることで、保育園の信頼性や安心感をアピールすることができます。
8視聴者に呼びかける
最後に、視聴者に保育園についての疑問や質問があれば、お問い合わせ先を明示して、
積極的に連絡してもらうよう呼びかけましょう。
上記の要素は一般的な要素です。全ての要素を取り入れる必要はありません。
特に保育園では、お子さんの顔を入れることが難しいものです。
代替の方法やどんなやり方が出来るかなどは、各園の状況を判断するようにしましょう。
動画作りの準備
動画を撮るための準備について考えましょう。
保育園のPR動画は毎年作っても良いというのが私の考えです。
理由は、古いPR動画は親御さんにとって、判断材料ではなくなってしまうからです。
お子さんのことはとても慎重になります。最新の情報を知りたいというのが
親御さんにとっての本心です。
保育園のPR動画の賞味期限は3年と考えておくのが良いでしょう。
それでは動画を作るための準備について紹介します。
カメラ
保育園のPR動画を撮影するには、ビデオカメラやデジタルカメラを用いるのが一般的です。
最近では、スマートフォンでも高画質の動画が撮影できるため、スマートフォンを使用することもできます。
映像を重視するのであればスマートフォンだけでも十分でしょう。
しかし、コメントなどを活用したい場合には、マイクのついた、ハンディカメラをオススメします。
理由は、保育園は常にお子さんの声がしていることがほとんどで、
周辺の音声まで拾ってしまうスマートフォンでは音声を活かしづらいためです。
三脚
しっかりとしたコメントを撮る場合には、三脚が必要です。
三脚は2〜3万円程度のものを選ぶようにしましょう。
1万円を切るタイプの三脚は、軽量で足が細いことが多いです。
使い勝手が良い反面、衝撃に弱く倒れやすいのが特徴です。
保育園などのイベントでも活用したい場合には、ぶつかった時に転倒れるリスクが高いです。
三脚にも多少重量があり、少しぶつかっただけでは動かない三脚を選ぶ方が保育園では向いています。
その他に、お子さんを撮影する場合には、三脚はあまり効果的ではありません。
保育園内では取り回しが難しくなりやすく、慣れていないとお子さんにぶつかってしまう可能性が高いです。
怪我のリスクを考えると、お子さんがいる場所は手持ちで撮影する方が簡単です。
照明器具
明るい映像を撮影するためには、照明器具が必要です。
自然光を利用する場合は、撮影する時間帯や天候によって映像の質が変化するため、技術力が求められます。
照明器具を用意しておくと安定した映像が撮影できますが、お子さんが多い場所では転倒させるリスクが多くなるため、複数のスタッフで撮影を行うようにましょう。
スタッフは役割分担を決め、使っているものから目を離さないようにしてください。
照明器具も安くなってきていますが、あまりにも安い照明はオススメできません。
理由はブルーライトが強く、刺激的な光だからです。
お子さんの目を守るためにも、
ある程度、信頼できるメーカー物の照明を準備することをオススメします。
編集ソフト
撮影した動画を編集するためには、編集ソフトが必要です。
無料の編集ソフトも多くありますが、より高度な編集を行う場合は、有料の編集ソフトが必要となることもあります。
無料のオススメはDa VinciResolveです。
導入の判断は下記のリンクなどを参考にしてください。
これらの準備が整ったら、撮影を行いましょう。
保育園のPR動画を撮影する
撮影といってもどんなものを撮れば良いのか分からない場合は、最初に考えることを思いだしてください。
その中で何を撮ろうと決めたものを撮るようにします。
上記以外で撮っておいた方が良いものについて紹介します。
保育園の建物
建物は説明をする時によく使われます。どのような園なのかがわかるものとして一般的に多様されます。
都心部から離れた場所にある保育園であればドローンなどを活用して全体を見せる場合もあります。
教室
一般的に説明時に使用する動画素材としてよく使われます。
クラス分けや、プログラムの紹介などで教室の映像を使用して解説することがあります。
しかし、教室の動画で注意しなければならなないことが2つあります。
1つめは、子ども達の顔が映り込まないか。
親御さんの許可がとれている子であれば問題ありません。
しかし、許可がないお子さんの顔が映り込んでしまっている場合、その動画を使うことはできません。
教室の動画は、教室全体を移し込むため、色々な子ども達が入りがちです。
信頼関係を壊してしまいかねないので、撮影時は注意をする必要があります。
2つめは、無人の教師だと雰囲気が伝わらない。
お子さんの映り込みを警戒して、お子さんを帰し、無人になった教室を動画で撮る場合があります。
しかし、無人の教室は雰囲気を伝える要素としては弱く、動画の説得力も低いものになります。
そのため、テロップやナレーションなどの説明を充実させ補足する必要が出てきます。
遊具
遊び動画はお子さんにとって大切な学び道具です。
最近ではモンテッソーリ教育など知育の文化も広がっており
遊び道具への関心が高まっています。
安全性や、どのような体験が期待できるかなど保育園を判断する上での要素になるので、
個別に撮影し説明時に使えるようにしておくと便利です。
コンセプトや強みが分からない時のための参考
そこで働いていると、保育園の強みを見付けるのが難しいと感じてしまいがちです。
どのようなものが強みや特徴なのか、下記のテーマからご自身の保育園の強みを見付ける参考にしてください。
豊富な遊びや体験プログラム
保育園では、幼児期に必要な運動や知育、感性の育成を促すため、豊富な遊びや体験プログラムを用意しているところが多いです。
例えば、体操やダンス、音楽、美術、科学実験、料理など、様々な分野のプログラムを提供している保育園があります。
質の高い保育スタッフ
保育園の保育スタッフは、幼児期の子どもたちの育成を担う非常に重要な存在です。
保育士や看護師など、資格を持ったスタッフが揃っている保育園は、安心して子どもを預けられると評判が高いです。
清潔で安全な環境
保育園では、子どもたちが快適に過ごせるよう、清潔で安全な環境を整えています。
例えば、定期的な換気や消毒、安全なおもちゃや遊具の用意、
また、適切なトイレや手洗い場の設置などが挙げられます。
家庭との連携
保育園では、子どもたちの成長や健康状態などについて、保護者とコミュニケーションを取ることが重要です。
保育園によっては、保護者との面談や親子イベントの開催、保育日誌の提供など、様々な取り組みを行っています。
地域とのつながり
保育園は地域に密着した存在であることが多く、地域との交流を大切にしているところが多いです。
例えば、地域のイベントに参加したり、地域の人との交流会を開催したりして、
地域とのつながりを深めている保育園があります。
これらの強みをPRすることで、保育園の魅力をアピールすることができます。