9月24日のキャノンの発表があるらしいんですが
そこに新しいキャノンからシネマカメラを発表するらしいという情報があります。
今回は日本であまり情報が上がっていないので海外の情報を集めて
当日の発表を楽しむというだけの会です。
EOS cinema C70の現在の推察情報
・RFマウント
・super35mmDGOセンサー
・4K 10bit 4:2:2 120fps(All-I and IPB)
・2K 180fps
・10stop NDフィルター
・C-log2、C-log3
・IBISはついていない
・RAW 出力アウトプット
・Cfexpress TypeB 1スロット
・SD UHS-2 2スロット
・Full size HDMI out
・mini XLR 2チャンネル
・BP-Aシリーズバッテリー使用/LP-E6バッテリー二連使用
・新しいカメラボディーデザイン
→C100ラインや1DXのような一眼タイプでもない
・価格は約4500〜6300ドル 日本円換算 約68万円
気になるコメントがあった情報はこちら
Canon confirms September 24, 2020 announcement for the Canon Cinema EOS C70
Canon C70という新ラインという考え方
これまでシネマラインはEOS C100からの100番以上のラインで構成されていて
10番単位のラインのものはありませんでした。
シネマラインは一眼レフラインと逆になっており
数字が高いモデルの方がプロダクションシネマラインに近い設計になっています。
そのEOS CinemaラインでもっともエントリーになっているのがC100mk2です。
この機種は2014年発売の機種です。
FHD撮影8Bit 24Mbps AVCHDでの収録が可能になっています。
音声は2ch 16bit リニアPCMです。
現在の仕様から考えると一眼レフの方が筐体が小さく
4K撮影も可能なので見劣りするかも知れません。
ですが排気のシステムがしっかりされており、キャノンの強い筐体のお陰で
ハードに取り扱っても壊れたりしないタフネスさを持っています。
そらに一眼レフタイプでは弱い部分である音声システムがしっかりしています。
屋外での長時間の撮影などのフレキシブルに対応しなければならないような現場では
重宝されやすくバッテリーの持ちも悪くないのでまだまだ現役で活躍する機種と言えます。
キャノンはあまり上位機種を侵犯するような打ち出しはしてこないメーカーでした。
それはレベルアップ的に上位機種を使って欲しいというマーケティング戦略があったかもしれません。
しかしC500mk2の発表辺りから全体のロードマップを修正したのかもしれません。
ラインナップの上下を超えて魅力を打ち出すようなソニーに近い打ち出しのような
戦略をとっているようにも感じます。
今回のC70がC100よりも低いラインとして打ちだしているのは
通常のキャノンのラインナップとして見るのはなく新しい価値感で見る必要があるのかもしれません。
C100mk2が発売終了になっている
公式サイトを訪れたらC100mk2がみたら発売終了になっていました。
これはC70の発表に向けて動いていると判断していいかもしれません。
シネマラインは新しいモデルがでなければ販売終了にならないのですが
この辺りを考えると、ユーザー層の再整理を行ったのかも知れません。
確かに考えてみれば、現場多くのキャノンの一眼レフタイプで動画の撮影もでき
C100レベル以上の高解像度での撮影が容易に出来るようになりました。
長時間の撮影はできなくても、現場C100としてのポジションとしての需要が
製品のクオリティーが上がったことで消えていったのだと思います。
そこでC100のシネマラインを廃盤にしC300以降のラインナップとして
凝縮していったように思えます。
ラインナップ「7」に注目
ここでもう一度注目したいのが「70」という数字です。
C100を廃盤にしてC300ラインに統合することを考えると
「7」という数字に別の価値を感じるようになりました。
それはEOS Cinemaの最高のモデルがc700だからです。
「7」とはシネマラインでは最高クラスの称号であることを考えると
RFマウントの小型シネマ機種として最高のモデルとして
ラインナップさせたいという感じがしています。
C300ラインの筐体とは違うものになるという情報から
あの大きさよりも小さいモデルになり排熱ファンがあることが伺えるので
長時間の撮影が可能なモデルというのが予想です。
EOS R5との差別化
C70はソニーのα7sシリーズのような位置付けを目指しているように感じます。
動画に特化した一眼タイプのようなモデルというのがコンセプトなのではないでしょうか。
ソニー機種よりも排熱を考慮した大型ファンがあり、熱による収録時間制限から解放されながらも
基本的なデザインは一眼タイプを彷彿とさせる形を保つという思想なのではないでしょうか。
するとEOS R5が排熱の問題で長時間の動画撮影が出来ないという問題も気にならなくなります。
何故なら、動画をメインでやりたいのならC70を買えばいい。
写真をやりたいならR5を買って下さい。
という戦略なのではないでしょうか。
R5が動画に対してのアプローチが不足しているように見受けられるのは納得できます。
C70を出す前提でいるのならば、R5のスペックは
キャノンのマーケティング戦略からみてキャノンらしい順当な設計なのではないかとも思えました。
リーク画像と擦り合わせてスペックを考えてみる
画像はこちらから確認できます。
Canon confirms September 24, 2020 announcement for the Canon Cinema EOS C70
リーク画像はEOS C500mk2タイプのボックス形状ではありませんでした。
それよりも小型でブラックマジックデザインのBMPCCシリーズのような厚みのある
ハンドヘルドタイプの筐体をしているように感じます。
もう一つはキャノンのCX15というカメラです。
こちらも筐体が似ているという点からコメントをしている人もいました。
CX15は左側面にコントロール系のボタンを持ち、背面の上下回転のバリアングルモニターを持ちっています。
バッテリーはハンドル部分の下部に入れる構造になっているカメラです。
リーク画像の側面にはボタンがあります。
・NDフィルター
・ホワイバランス
・REC
のボタンがあるのが伺えます。
他には判別できませんでしたが
・ゼブラ
・マージ
・S&F
などのボタンかもしれません。
ボタンに数字が書いていることから、
自分のスタイルに合わせて機能をアサインできるのが予想出来ます。
側面に出力端子がオーディオ系のカバーが見えるので背面には
タッチ式のモニターがあるのではないかと予想しています。
バリアングルが可能かは不明ですが、C100mk2などの改善から考えても
バリアングルモニターになっている可能性が高いと公算しています。
背面がモニターだった場合、バッテリーの配置が気になります。
既存のシネマシリーズであれば筐体背面のモニター部分の
下部にスペースがありバッテリーを挿しますが筐体の小ささから考えると
そこにバッテリーは置けなさそうです。
するとBMPCCのようにハンドル部分の底に
LP-E6タイプのバッテリーを入れていくかもしれません。
この場合消費電力が気になります。
熱による制限からは解放されると思いますが
バッテリー消費によるバッテリーローテーションが早くなり
BMPCCのように外部バッテリーを繋ぐような形にして対応してく必要が出てきそうです。
背面にBP-Aタイプのバッテリーを挿す構造になっているのであれば
熱、バッテリーともに問題からは解放されるかもしれませんが
逆にモニターが小さくなり扱いづらさを感じるかも知れません。
タッチセンサー式のモニターでタッチAFをしてくのは少しやりづらいかも知れませんね。
総合してC70のマーケティングを予想してみる
利用者層はα7s系の動画クリエイターラインをターゲットにしながら
BMPCCで扱いづらさを感じている人をキャノンに引き戻したいというのが
狙いなのではないでしょうか。
ボディーのデザインはややBMPCCに寄せているような感じもしています。
共通のEFレンズを使い回せる利点もありますし、魅力的なスペックや使い勝手なら
移行する人も少なくないでしょう。
ですがR5やC300mk3との棲み分けによる問題で
BMPCCやα7sⅢなどのライバル機との戦いで
完勝とはいかないものになると思います。
C70が小型のシネマカメララインとしてのフラッグシップモデルなら
C50やC30といったエントリーラインも構想にあるかもしれません。
この辺りはXC15辺りの機種との統合されていくのかもしれません。
殆どがリーク情報から推察しているだけのゴシップです。
発表を楽しむための一つのエンターテイメントとしてもらえれば幸いです。