Kinefinityは中国のメーカーです。
最近急成長しているようですが、日本人によるレビューがなく、今回人柱としてレビューします!
結論ですが、問題点は多くありますがポテンシャルはとても高い機材です。
まずRonin-Sにも乗ります。
一眼スタビライザー前世紀にデジシネスタビライフの幕開けではないでしょうか。
これからの時代、より少人数でのオペレーションでの現場が多くなります。
デジタルシネマカメラは制作現場の人数を求められる設計が多く、ライトなどが充実している前提にあります。
しかし昨今現場事情としては、低予算である部分やロケーションでの制約が多い現場での撮影にも耐えうる仕様を求められてきています。
REDなどのカメラもシネマカメラとしてライトがある前提での機能である前提としながらも、機能を拡張しているようです。
高画質でリッチな絵を再現するための、そして低予算でもCMクオリティを実現するためには郊外質を実現するフォーマットであることも求められます。
値段としては結局のところかなり高額になってしまうため撮影時間が短い場合には
REDの型落ちを探すというのもありかと思います。
Terra4Kの良い点
・デュアルネイティブISOでISOゲイン調整が可能
・1/4000のシャッター速度を発揮
・Proress CinemaDNGでの撮影が可能
・240FPSのハイフレーム撮影が可能
・本体が約1kgと軽量
・市販のSSDが使用可能
・EF、Eマウントに対応している
・オプションパーツが安い
弱点
・センサーサイズはAPS-Cクラス
・検品の質が悪い
・ネジなどの品質は良くない。
・モニターに拡大ズーム確認機能がない
・組み込みにムラがある
各種良い点からTerra4Kの機能を見ていきましょう。
デュアルネイティブISOでISOゲイン調整が可能
デュアルネイティブISOのためISO感度のノイズがのりづらくなっています。実際に試しましたが、6400以降のISOはノイズが目立ちました。ゲイン調整をしても効果はさほどかわりませんでした。しかし現実的に使える範囲の範疇かとおもいます。
1/4000のシャッター速度を稼いでくれるので日中でもNDを使う場面を少ないです。オプションんでND調整機能付きのマウントアダプターがあるので、それを使用するとNDを設定することが出来ます。
NDが組み込みで設定出来るので少ないオペレーションでも準備負担を軽減出来ます。この辺りは大きいと感じました。
Proress CinemaDNGでの撮影が可能
・240FPSのハイフレーム撮影が可能
・本体が約1kgと軽量
・市販のSSDが使用可能
・EF、Eマウントに対応している
・オプションパーツが安い
マウントはPL、EF、E、Fマウントに対応するまうんとアダプターがあります。
カタログスペックとは若干違います。
色味の味付けは中華風
色合いが少々厄介というか、日本人っぽくない色使いです。
吐き出しのLog映像の赤は朱色に近い吐き出しをします。日本の各メーカーにはない感じの色の出方をしています。
この辺り、キャノンの赤の感じとは大きく違うのでどちらに合わせていくかがポイントになりそうです。
改めて思ったのが、中国っぽい感じってやはり赤の成分なのかもしれません。
ダイナミックレンジは低い
ネガティブな要素としてダイナミックレンジは
9-10stop程度な感触があります。
なので、白飛びなどの選択を迫られてしまうので
設定は意外とシビアかもしれません。
青空を入れるには、色々と難しい感触がありました。
デュアルベースISOだがノイズが高い
センサーサイズが小さいためにノイズがとても乗りやすい感触でした。
ISO5000からは使い物にならない感じです。
夕暮れでは、使えないかもしれません。
ノイズリダクションをする前提でも
消せないノイズが乗ってくるのでその辺りは考えものです。
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