ATOKがおかしく感じたら

ATOKをもう5年くらいつかっているのですが
今回、ATOKの変換がおかしく感じたらのトラブルシューティングを紹介したいと思います。

ATOK最強説

ATOK信者なのでATOKが素晴らしいと言っておきます。
ATOKは日本語に特化した文字入力システムです。

パソコンにはOSがあり、そのOSにはそれぞれ入力システムと呼ばれる
ソフトがインストールされています。

Windows 10ならばIME、Macならば日本語IMが標準で搭載されています。
あまりにも小さく、システム設定に近いところにあるのであまり気にならないかもしれません。
ですが、ライターのような文字を沢山打つ人ならば、文字入力システムの性能は非常に重要になります。

個人的にはMac純正の入力システムは好きになれませんでした。

ATOKはそのパソコンの中にある文字入力システムの有料変換システムになります。
ATOKはそもそも一太郎などのワードプレセッサー時代から存在していて
日本語入力に特化しています。

日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字、英字、数字、非常に多くの文字を使用して
文章にしていくので漢字などを探すのはとても大変です。

ATOKの良いところ
・推測変換機能
・辞書、辞典が付属している
・言い間違いを校正してくれる

推測変換機能

ATOKには、前の文章や表示されている文字から状況を推測し
最適と思われる日本語を表示してくれる機能があります。

推測変換機能は自分の打つタイピングの文字情報をAIが常にラーニングしているので
使えば使うほど、精度が上がります。
この機能により、非常に変換の手数が少なくてすみます。

これが沢山文字を打つ人にとっては非常に便利な機能なのではないでしょうか。

効率化を極めたら、落合陽一と同じ環境だった

辞書、辞典がついてくる

サブスクモデルのプレミアム版や個人でATOK拡張用の辞書を購入した人に限られますが
便利です。ATOKイミクルというショートカットキーと一緒に使うと
調べたい言葉をブラウザで検索する必要がほとんどなくなります。

業界の専門用語、最新用語はでてきません。ですが
日本語に関する知識的な情報はATOKイミクルのショートカットで検索できます。

図解 鬼速PDCA

言い間違いを校正してくれる

個人的に助かっている機能です。日本語音痴で
あまり適切な言葉や使い方ができない人間なのでよく間違えます。
普通の変換機能ならば打った文字をそのまま変換し、間違いを訂正してくれることは
ほとんどありません。

ATOKの良いところはよく間違える表現なのでは
予測変換の表示の段階で正しい表現を表示してくれます。
さらに打ち間違いのような言葉も校正してくれるので助かります。

こんな理由があってATOKをずっと使っているのですが
最近大変なことが起こりました。

CPUについて聞かれた時、専門家っぽくドヤるための方法

ATOKお馬鹿になる

使っていたMacが突然起動しなくなりました。
悪い兆候があったのを見て見ぬ振りして使い続けいた罰が下ったのでした。

突然起動しなくなりました。
電源を入れてもOSを見付けられず、Macのサポートに問い合わせし
可能な限りの救出方法を試したのですが、初期化するしかないとういう状況に。

仕事の作業中のファイルが残っていたり
Macシステム内に入れていた、フォントデータやプラグインなどのデータも
回収出来ず、初期化するはめになりました。

ATOKもバックアップできずお釈迦です。
むかしから使っていたので、古い辞書も入っていたのですがそれも
一緒に埋葬されました。

Mac初期化ののち、ATOKを再インストール
改めて設定をし直していったのですが…………
変換が上手に機能しませんでした。

当たり前の変換ができないというお馬鹿な状況に
Googleのサジェストの方が優秀というよく分からない状況になりました。

唐突な中国語のような漢字表現だったり
使わない漢字や言葉が上位表示されます。
そのため、変換効率が非常に悪くなり
純正の日本語入力システムの方が優秀な状態でした。

ATOKがクラウドになったため、攻撃されたのか
バグなのかと思い1週間くらい様子をみたのですが改善されませんでした。

もうATOKも終わったかと。
勝手に思っていたのですが、全然違いました。

ATOK 2017 for Windows [プレミアム] 通常版

動画クリエイターのための睡眠障害対処術

変換がおかしいATOKを直す方法

ATOKの環境設定内にある、「辞書・学習」機能の順番を直すと改善します。

ATOKはかなり様々なツールと設定ができる玄人向けのソフトです。
本格的にATOKをチューニングしない人にとっては仇となるのでしょう。

環境設定内にある「辞書・学習」は推測変換機能の優先順位がここで調整できます。

画像のようにいくつかの項目があり、この項目の順番が悪いと変換結果がお馬鹿になります。
順番のオススメは「標準辞書」や日本語辞書などを上位に置くと良いでしょう。

この設定がおかしくなっていたためにATOKが壊れたようになっていました。

改めて思ったこと

ATOKは玄人向けのソフトです。
ライターなど文字を大量に打つことを前提にして
ソフトを熟知している人にとっては非常に魅力的なソフトとなるはずです。
もちろん効率化を考えて導入するのも良いと思います。

しかし、注意しなければならないのはこのソフトは本来玄人向けで
様々な機能を内包しているということです。

そのためトラブルなどがあるいみで起こりやすく(利用者の設定ミスなども含めて)
リカバリーにはソフトウェアの理解や知識量が影響してくる点です。

ダビンチリゾルブのようにソフトウェアを理解し
始めて一人ひとりに力を貸してくれるタイプのソフトだと思いました。

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