宣伝動画は、PRの動画です。
しかし、宣伝の方法は多岐にわたります。
商品の紹介をメインとした動画から、イベントの告知や
観光や地域復興といったすべてのものが宣伝動画になります。
そこで宣伝動画ではどんことを目的にしているのか
全体像を分解し、それぞれの目的を再認識してもらい
宣伝動画の作り方の参考にしてもらえればと思います。
宣伝動画を切り分ける意識レベルとは
プロモーション(宣伝)には段階があります。
段階は、届ける人の「意識レベル」が段階となり、
意識レベルにあった宣伝がプロモーションのこつになります。
意識レベルは概ね下記のような段階があります。
商品がほしいと考えている人
商品を他の競合商品と比較している人
商品を知っている人
商品を知らない人
世界観を知らない人
宣伝ではこれらの意識レベルのどこにアプローチするかで内容が変わってきます。
しかしお金をかけたものになるとついつい多くの人に
届けたいからと考えてしまいませんか?
すると宣伝のテーマが複数になってしまい
メッセージ性が低くなってしまいます。
ですので、まずは宣伝する時にどのような意識の人に
届けるのかを決めていく必要があるでしょう。
ターゲットという視点
意識レベルの他に考えることは、
どのような人に商品や内容を知ってもらいたいかを
明確化することです。
ターゲットは性別やラフスタイルなどの生き方は
社会でのポジションなどどのような人物像の層に
情報を届けるのかによって雰囲気が変わります。
女性向けの化粧品と男性向け化粧品ではイメージが変わってきますよね?
多くの場合、女性向けは明るい華やかな雰囲気
男性向けはマットで男らしい雰囲気です。
これらの他にお金持ちなのか、学生向けなのかによっても
また雰囲気が変わったりします。
動画はイメージ先行の部分があり
ターゲットを細かく設定することで
雰囲気を決めていくのに役立つのです。
宣伝動画の種類を知る
宣伝の目的や段階の他に手法についても
知っておく必要があるのではないでしょうか。
宣伝動画には無数の方法があります。
現在主流の方法を知ることで宣伝の全体像を
知ってもらいたいと思います。
・商品紹介
・インフルエンサー紹介
・商品レビュー
・商品の使い方
・サービス紹介動画
・利用風景動画
・インタビュー
・ブランディング動画
・ショートストーリー動画
・企画動画
・バス動画
・SNS動画
・展示会活用動画
・サイネージ
・CM
このように様々なパターンがあります。
インフルエンサーによる企業案件はリスクもある
インフルエンサーによる商品紹介などのパターンです。
認知度のあるインフルエンサーに商品を紹介してもらう形の宣伝方法です。
宣伝動画としてはカテゴリーの外に近いものになります。
動画コンテンツはインフルエンサー側が持っているため、動画の主体性はありません。
知名度を利用した紹介が一般化しはじめた今、1の知ってもらう、2の判断してもらう
という点においての露出は非常に高いと言えます。
さらに現在はインフルエンサーの種類も数多くいるため
ターゲットのカテゴライズもある程度行えるのも魅力的です。
しかし、宣伝動画の主体性が低いためリスクを伴うことを忘れてはいけません。
インフルエンサーの炎上によるブランディング低下、信頼の低下などもあります。
企業案件であっても紹介の内容までコントロールすることは難しいくなります。
商品紹介動画
宣伝動画の中で最も王道になるタイプの動画です。
紹介には
・直接的
・間接的
があります。
直接的な動画は、商品の機能や性能を動画の中でわかるようにしているものです。
これらはCMなどもありますが通販番組なども直接的な商品紹介型の宣伝動画になります。
間接的なものは、商品が映っているものの
商品の機能や性能を前面に出さないタイプです。
近年のTVCMなどは関節的な宣伝動画と言えます。
商品紹介型は主に商品のメリットを伝える構成がほとんどです。
ポイント
・商品のビジュアル
・商品のスペック
・商品のメリット
・商品の説明
15秒のTVCM用の短尺の動画から
3分程度の十分な説明を含んだ
内容の動画まで多岐に渡ります。
WEB動画では6秒〜3分などの長尺などもあり
多様化が進んでいます。
商品紹介型の宣伝動画の作り方
商品のイメージが大事になります。
ですので、まずは商品の
一番重要なビジュアルを決めましょう。
商品紹介では商品全体が見えるような
映像を目指します。
半分や上部しか映らない状況は
なるべく避けるのが基本です。
商品を綺麗に撮影するために必要なことは
高級なカメラではありません。
ポイント
・ライティング
・背景のコントロール
スペックの高い一眼レフを購入しても
期待は裏切られてしまうでしょう。
ご自身で作りたいと思っている場合には
商品が白く反射していないかをチェックしましょう。
光沢があるものは白く反射する状況を無くします。
そして背景が商品よりも暗いように設計して撮影すると
商品が目立つような仕上がりが作れるはずです。
撮影のポイント
・商品を明るく撮影
・反射をなくす
・テロップを入れる空間を作った撮影
メインとなる商品が撮影出来たのなら
次はメッセージを準備しましょう。
どんなメリットを伝えるかを選びましょう。
メリットやスペックとなるメッセージは
テロップとして入れ込む準備をします。
大きな文字は動画でも印象に残りやすいですが
映像のイメージを崩してしまうデメリットもあります。
そして視聴者には「押ししつけ」の感覚も与えてしまうので
注意が必要かもしれません。
世界感を崩さない範囲でどのように
テロップを入れるかを検討しましょう。
メッセージに必要な動画を撮影する
メッセージを表示している時間に
必要な動画を撮影しましょう。
利用シーンかもしれませんし
商品がある風景かもしれません。
宣伝動画としては映像よりもメッセージの方が重要度が高いはずなので
メッセージとは違う色の背景があるだけでもいいかもしれません。
ご自身で検討し追加で必要なイメージを撮影するのがよいです。
時間については気にしない
ご自身で作られる場合には、時間について考える必要はないでしょう。
時間の概念を入れると構成が難しく感じてしまいます。
ですので、慣れていない内は伝えたいメッセージを入れた時間が
最終の動画になるように作れば問題ありません。
インフルエンサー紹介
こちらはインフルエンサーや有名人が
商品を紹介する動画になります。
女優を使用した紹介動画もありますが
SNSの発達によりフォロワーの多い
インフルエンサーなどが自身の活動の中で
商品を紹介してもらう形などの動画も存在しています。
このような動画の場合、インフルエンサー側で
自主的撮影するパターンもあれば
広告用として動画の制作をするパターンも存在します。
WEB上ではどちらかのパターンが混在している状況の中で
視聴者に商品をリーチする形が主流になっています。
インフルエンサー型の宣伝動画の作り方
女優や役者を立てて宣伝動画を
ご自身で作る場合はまずないと言えます。
依頼する場合に商品の価値が発揮される
判断基準の参考として紹介します。
ポイント
・ブランドイメージを活用出来る
・役者のファンに買って貰えそうである
・クリーンや清潔なイメージをつけたい商品である
女優や役者さんを立てて制作する場合は
その女優の持つイメージを最大限発揮する形が良いでしょう。
女優さんの場合は、女優さんの持つイメージと
商品を直接的に結びつける形になるので
高級感やクリーンなイメージ優しいなどが
イコール商品のイメージという形の
構図にするのがポイントになります。
インフルエンサーならば
そのインフルエンサーが持っているライフスタイルが重要になります。
その中で商品がどのような位置づけになるかを検討しましょう。
インフルエンサーの場合
インプレッション目当てなのか、
クロージングまで繋げるのかを検討しましょう。
インフルエンサーのスタンス
商品利用を検討して貰う場合には
インフルエンサーのライフスタイルを
尊重したやり方良いでしょう。
インフルエンサーのスタンス
・商品を紹介しても問題ない人
・仕事として受ける事が可能な日と
・商品を紹介するのをオープンにしたくない人
・公正さを大事にしている人
YouTuberなどもそれぞれのスタンスがあるので
そのスタンスを崩さない形と
YouTuberやインフルエンサーが持つファン層の
捉え方を汲み取るのがポイントになります。
無理強いをして商品を押すような形をと
ステルスマーケティングと判断され商品や企業のブランドイメージまで
低下させてしまう恐れがあります。
打ち出し方法をインフルエンサー側とよく検討し
合わない場合は別の方に依頼するなど
宣伝動画の場合はバランスの調整を大事にしましょう。
商品レビュー
商品レビューは商品の使用感を紹介する動画です。
多くの方は利用状況を気にして購入の判断材料とするため
このような動画も宣伝動画の一種として捉える事が出来ます。
商品のレビューはレビューの内容が
評価されれば商品への購入に繋がります。
商品レビューのポイント
・第三者視点になっているか
・公正なレビューになっているか
・信頼性があるか
製造元や出資者が紹介しているものが
適切なレビューであっても贔屓のバイアスが掛かってしまうため
本当に信頼を得ることは難しい。
商品レビューをする場合には
「第三者視点」が一番重要な要素となります。
商品レビュー型の作り方
レビュー動画はネガティブな要素が
入っているものでも採用するのがポイント
商品レビューでのポイントは嘘が含まれていないかが
重要な要素となります。
とりわけ、言わされている雰囲気や内容を
繕っている場合はすぐにバレてしまうでしょう。
何故ならレビューを見る人はレビュアーのファンであるか
切実に商品を検討しているかの段階の人だからです。
以前の商品レビューはメリットばかりが並ぶものが多く
商品に関して常にポジティブな印象を作る傾向がありました。
SNS上では、そのようなポジティブ要素の高い
内容のものは疑いの対象となるため
重要視されているのは「本音で喋っている」かになります。
視聴者の本音の判断基準
・今までのレビューと同じテンションか
・とどのつまりなどがないか
・不自然な押しがないか
・総合的に自然であるか
・構成が普段通りか
結論レビュアーが自然体であるか。
嘘を感じないかが重要になります。
レビューの中にネガティブな要素があったとしても
自然な口調で最終的に「商品は良い」という評価を
下せれている動画の方が価値が高いと言えます。
宣伝を目的とせずより自然な評価こそが
一番の宣伝になる形と言えるでしょう。
映像の質感
生感を大事にするのかインタビュー型のような
形にするのかによって変わってきますがSNSの方では、
レビュアーに任せた形の方が印象が良い傾向にあります。
理由
・構成が普段通りかが判断基準になっている
・構成が違うと視聴者は違和感に気付く
・指示があるとレビュアーも普段通りに振る舞えない(役者ではない)
商品自体が映されないかもしれないので
その辺りでのデメリットはあるでしょう。
商品の使い方動画
商品の使い方は主に興味関心がすでにあり
購入検討前の人に届ける動画になります。
主に視聴者層は
クロージングの後のフォローとして視聴されることが多く。
宣伝動画として効果を発揮するには不向きなタイプです。
ポイント
・使い方動画では魅力が出しづらい
・説明要素が強く、注目を作りづらい
・動画が長くなりやすい
商品など商品を使っている環境が視聴者も
理解されている場合に限られます。
BtoCで宣伝動画の価値を高めたい場合には
購入検討者が描いている不安を取り除くような
使い方をみせる必要があります。
商品の使い方動画の作り方
マニュアルを映像化するのと同じです。
セクションをしっかりと分け、手順などを
明確にまずは構成として分けるのがポイントになります。
ポイント
・手順などは一度構成を文章に落とし込む
・ナレーションの喋る時間を計算する
・撮影内容をきめる
・項目ごとに区切りをつける
手順を文章で落とし込み、順番をふり
その手順では何を撮るべきかを文章で起こしましょう。
手順を区切らずに紹介してしまうと
手順などの流れが分離せず分かりづらい
印象を作ってしまいがちです。
映像的な区切りを作ると
視聴者にも分かり易い構成になります。
サービスの紹介動画
無形の商品などに利用される動画です。
実際に触ることが難しいもの
物理的なものではないものに利用される形になります。
ポイント
・無形物のためビジュアルでの表現が難しい
・世界感とメリットを表現するのがポイント
・アニメーションなどでサービスを表現する傾向が強い
利用シーンや何を解決しているための
物かが伝わるかがポイントになります。
サービスの紹介の場合は
実際の利用のメリットを紹介するパターンと
サービスが生活のどの助けになり何が得られるかという
イメージ動画のパターンと2種類存在しています。
サービス紹介動画の作り方
利用時のメリットの打ち出しかたの参考をまとめました。
メリットを打ち出す参考
・使いやすさ
・少ない手順
・何を得られるか
商品の使い方動画のメリットを打ち出すのと似ています。
数字的なメリットを打ち出す場合はテロップで表現するといいですね。
ポイントは数字などで違いや利用後の変化を
演出出来るかがキーになります。
後半部分の紹介
宣伝動画を作るなら
様々なパターンがある宣伝動画ですが、
フレキシブルに対応出来る制作会社を選びたいですよね。
動画制作に関するご相談
ソラノウエクリエイティブワークスでは
映画やTV広告にも使用されるレベルのシネマカメラを使用し
最小限の人数で制作を行っております。
映像の質感に拘りながらも他の制作会社様よりも
リーズナブルで納得度のあるクオリティーを発揮致します。