動画クリエイターのためのお勧めスピーカーを紹介します。
動画クリエイターはスピーカーが必要なのか
カット編集や全体をまとめている編集であれば問題ないかもしれません。
出先でラップトップのPCでイヤフォンチェックでも大丈夫でしょう。
目的は、内容の理解と動画の構成に焦点が当てられているためです。
しかし、SEやBGMを付けて出す場合はスピーカーが必要になります。
声のボリュームとBGMのバランスなどの確認のためにモニタースピーカーで
正確な状態を作っておく必要があるからです。
そのようなチェックをイヤフォンで行ってしまうと
音の聞こえ方が違うため、イマイチな仕上がりになってしまうことがあります。
YouTube編集などの場合は、一人で全てを担当する場合が多く、
チェックのやり方によって、
ＢＧＭと音声、ＳＥのバランスを間違えてしまうことが多いのではないでしょうか。
最終のチェックなどはしっかりとした環境で一度はチェックしたいものです。
そのためにモニタースピーカーは動画クリエイターであれば
一つ用意することを検討しましょう。
モニタースピーカーとは
普通のスピーカーと違います。
一般的なスピーカーは音楽や映画を楽しむために設計されています。
そのため、音をいかに華やかに聞こえさせるか味付けをし、
聞き心地が良い状況にするかなどを重視しています。
するとスピーカーによってやや味付けされた音になり
音源よりも音が広がって聞こえたり、どこかの帯域が強調されている場合もあります。
例えば低音が特徴的なＢＯＳＥのスピーカーなど想像してもられば良いと思います。
ＢＯＳＥのスピーカーは低音域が強く前に出てくる傾向が強く、ダンスビートなどの楽曲などは
マッチしますし音圧を感じ心が躍る感覚がしやすいスピーカーでもあります。
ですが音をチェックするスピーカーとしてはスピーカーのところで
低音が強調されてしまい音を判断するのは難しくなります。
一般的なスピーカーは大げさに言うと着色が強いため
正確性には向いていないものになります。
そこで音を正確にチェックするために用意されている
業務用向けのスピーカーがあります。
それがモニタースピーカーです。
モニタースピーカーは、元の音がどのような音になっているかを
正確に伝えるために設計されています。
そのため音の華やかさはありません。
気持ちが良いかと言われると、逆でシャリシャリしていたり高域に
チリチリとした感覚すら感じるかもしれません。
音がはっきり聞こえるようになっていて、写真でいうところの
シャープネスが高い音という感じです。
モニタースピーカーを用いることで
ＢＧＭやＳＥと混ぜた時の関係性が分かりやすくなり
判断し易いといった特徴があります。
動画クリエイター向けモニタースピーカーの選び方
動画クリエイターにとって大切なのは、全体のバランスです。
モニタースピーカーには、パワードタイプとパッシブタイプ二つがあります。
違いは、スピーカーにアンプを搭載しているものが
パワードタイプで、搭載されていないものがパッシブタイプです。
それぞれメリットデメリットありますが、動画クリエイターであれば
パワードタイプをお勧めします。
理由は2つあります。
一つ目は、ＰＣの安定性です。
動画編集では動画編集ソフトが重くＰＣの電気消費も上がり、スピーカーにまで安定して
電気が届かないなど出てくる可能性が高いからです。
パッシブタイプのスピーカーは、あくまで音を出す口でしかありません。
スピーカーの音量は、それ以外の部分に依存しています。
パッシブタイプのスピーカーをＰＣから直接している場合には
パソコンの音声出力のエネルギーがスピーカーの音量と直結します。
そうするとＰＣが安定していないと音量などが乱れやすく正確に
音を聴くことが難しくなり意味がなくなってしまうからです。
2024年現在、ほとんどのピュアオーディオ系のスピーカーを除いて
パワードタイプのものが主流になっています。
二つ目の理由は、音のための機材が増え、
スペースや管理コストが増える点です。
パッシブタイプの場合、スピーカとPCの間に、
プリアンプ、パワーアンプなどを入れる必要が出てきます。
すると、モニタースピーカーの間に別途アンプなどの増幅機を入れる必要がでてきます。
ＰＣ周りの機材が増え、音周りだけでゴチャゴチャしはじめるでしょう。
デメリット
・機材が増え、トラブルシューティングのリカバリーに時間がかかる
・マシンのケアが増える
・机のスペースの圧迫、セッティングなど手数が増える
・設備投資が増大する
動画クリエイターにとっては、これらの要素は
負担になると感じています。
また、細かいチューニングや電源の確保など準備が少なくて済む
パワードタイプの特徴で動画クリエイターにとっては、合っていると思います。
モニタースピーカーの選び方
動画クリエイターに合ったモニタースピーカーの選び方について紹介します。
ポイントは、性能と効率の両立ではないでしょうか。
今回は、条件などを踏まえて、どんなスピーカーが良いのか紹介したいと思います。
サイズ
動画クリエイターにとってスピーカーの大きさは、重要な要素です。
大きくてかっこいいのもの良いですが、MAルームを作るわけじゃないので、
必要十分な大きさがあればそれでよいでしょう。
しかし、スピーカーの大きさは音の大きさと比例に近い関係です。
小さすぎるスピーカーでは、しっかりとした音を出すことができません。
低域の音を正確に出すには、スピーカーにある程度の大きさが求められます。
そのため、バランスのよいサイズ感選びが大切になるのです。
大きすぎるスピーカーには注意
大きぎるスピーカーは、デスクスペースを圧迫します。
動画クリエイターの場合、PC周りの効率化ガジェットや追加のモニター、
HDDやUSBポートで思いのほかスペースを埋めているのではないでしょうか。
そこにスピーカーを加えていくと、簡単に机のスペースが埋まってしまいます。
配線作業もやり直し、今まで置けていたものをどかしたり、片付けることが必要になるかもしれません。
理想の編集環境の状況によって変わりますが、スピーカーはその中でも確実にスペースを奪ってくるものなので、スピーカーのせいで必要なものが置けないというのは避けた方がいいでしょう。
また、デスクとモニターの距離で編集する場合、大きすぎるスピーカーは
距離が近すぎて、調整ができない可能性があります。
選び方の参考基準として高さ30cm以下のものでフィルターを設けると良いと思います。
高さ30cm以内のスピーカーを基準に選んでみてはいかがでしょうか。
このタイプは、中型タイプと分類されるものが多く、
試聴距離が1ｍ前後と、デスクに置くことを想定したタイプが多くあります。
また高さ10cm以下のようなものは、小さすぎる可能性が高いです。
また低域コーンがないことが多く、モニター用としてはマッチしない可能性が高いです。
出力
パワードタイプのスピーカーはアンプを搭載しています。
そこで使用されるワット数は一つの判断基準です。
ワット数が少ないスピーカーは、パワーが出ないため、スピーカー側で帯域をブーストさせたような
調整された音になってしまう場合が多いです。
違う環境で再生した時に大きく外れる傾向になるため、こういうスピーカーは避けた方がいいでしょう。
15w以下のスピーカーは、モニタースピーカーには適さない印象があります。
デスクトップで再生するには大きいかもしれませんが、
20〜60wクラスのスピーカーから選ぶのが良いでしょう。
また先程も書いたように大きすぎるワット数のスピーカーも適しません。
大きなワット数があるということは、大きな音がするということ。
必然的に最少のボリュームでも音も大きくなりがちです。
MAスタジオのような防音と調整がされている場所であればいいのですが、
一般住宅だった場合、音が大きすぎてクレームに繋がるリスクがあります。
低音は波長が長いため、コンクリート製の壁簡単に超えて響いてしまいます。
パワーのあるスピーカーは、低音域が出るような設計が多いので、
これを後から調整するのは壁に防音材を入れるなどかなり手間。
なので、パワーのあるスピーカーも環境によっては考えようになります。
オススメは25wクラスのものを探していくのが良いでしょう。
また、バスパワータイプのPCからの電源に依存するタイプのスピーカーは、避けましょう。
動画編集はPCの電力を食います。
PC側で電力の割り振りを変えてしまうので、出力が急に落ちるなんてことも考えられます。
スピーカーに電源ケーブルがついているタイプのものを選ぶようにしましょう。
PC側の負担も減らすことが出来るので、PCが落ちるなどのトラブルも減らすことができます。
インシュレーター
インシュレーターは一般的にはスピーカーの下についているゴム足の部分になります。
しかし、一般的なスピーカーのゴム足はスピーカーの
本体保護の目的なので本来のインシュレーターの役割までは担っていません。
スピーカーは音を出す時に空気を振動させますが
しっかりとした音を出す時にスピーカー本体も空気の振動で揺れます。
スピーカーが揺れるとテーブルなどにも共振してしまいスピーカー本来の性能を邪魔します。
集合住宅などではその振動が騒音の原因の一つにもなる可能性があります。
インシュレーターはスピーカーと設置場所の間に置き
スピーカーの振動が不用意に伝わるのを防ぎます。
モニタースピーカーは元々がプロユース向けに販売されていたこともあり
「スピーカーは専門のスタンドや音響設定をご自身でされますよね」
という前提的な販売していますので基本的にインシュレーターなどは付属していません。
それをそのままテーブルの上に置いてしまうと、結局
スピーカーの性能を効果的に発揮できなくなります。
動画クリエイターがそこまで深くこだわると大変だと思います。
ならば最初からインシュレーターがついているようなタイプのスピーカーを選ぶ方が
楽ですし、費用対効果も高いのではと感じます。
メーカー選び
モニタースピーカーどのメーカーがいいの？
という話しにすぐになりがちです。
モニタースピーカーにもSONYやCannonのようなメジャースタンダードなメーカーがあります。
ただ、興味を持っていないと動画クリエイターの場合、中々知らないメーカーも多いのではないでしょうか。
この部分においては、カメラメーカーと大きく変わりません。
元々スピーカーを作っていたメーカーはノウハウの蓄積が多く、そして間違いがありまりません。
動画編集の他に、普段使いとして音楽を聴くこともあることも考えると
大手のスピーカーメーカーも守備範囲に入ります。
モニタースピーカーを開発しているメーカーは、主に3つの種類があります。
・元々スピーカーを開発していたメーカー
・音響機器メーカー
・PC/家電メーカー
PC家電メーカーは、元々のPC関連の商品が中心でオーディオに派生していったメーカーです。
他の家電から派生したメーカーが作ったモニタースピーカーです。
比較的価格帯が他のメーカーよりもお手頃のものが多いのが特徴です。
また、スピーカー全体から考えるとコンパクトなものが多く、
ややデジタルなエフェクト味を感じやすい特徴があります。
音響機器メーカーは楽器やミキサー、DTM製品などから派生しているメーカーが多いです。
こちらもコンパクトなものが多いですが、入出力が豊富であったり、機器との連携が強いものが多いです。
また、ライブハウスなどのスピーカーを手がけているメーカーもあり、ミキサーとの連携が強いものもあります。
全般的にシャリッとしていて、ディテール感が強くエッジのある印象があるなという個人的なイメージです。
一つ一つの音を聞き分けたい音楽を作り込む上で細部まで捉えたいといった、感じがしています。
元々スピーカーを開発しているメーカーは、ピュアオーディオから
派生しているメーカーが多く、モニタースピーカーの中ではアナログな味付け多いメーカーが多い印象です。
アナログな味付けとは、「艶」と呼ばれるような中高音域の煌めきのようなものだったり、空気感が出やすく艶っぽさがあるタイプのものだったりします。
音楽を聴くという点に特化し積み上げてきたノウハウが、溢れ出ているような印象があります。
モニタースピーカーとして最適かで考えると、ズレてくる部分もあるかと思いますが、
耳障りが良く、長く聴いていられる点など魅力的なメーカーが多い印象です。
2025年は、オートキャリブレーションの時代
スピーカーのキャリブレーションというのを知っているでしょうか？
スピーカーを置くだけで実は音は良くなりません。
理由は、音は部屋全体で反響してしまうためです。特にスピーカーの背面などに反射して音を殺したり、潰したりしています。
そのため、どんなに良いスピーカーを設置してもその環境に合うようにチューニングする必要があるのです。
モニタースピーカーの場合は、それが最も重要でキャリブレーションが出来ていないために、
正確に音の聞こえ方をキャッチできません。
自分もキャリブレーション出来ていないスピーカーで編集してきましたが、
MAの時に聞こえ方が全然違ったり、MAをしないで納品する動画なども
クライアントから音についての修正が入ることが多く、苦い経験をしたことがありました。
キャリブレーションがされたスピーカーにしてからは、そのようなトラブルがほとんどありません。
MAでの聞こえ方に近い環境が出来たことで、自信を持ってバランスの調整ができる。
スピーカーの本来のポテンシャルをキャリブレーションすることで、発揮させることが可能になります。
何故、2025年なのか。
キャリブレーションは今まで、プレミアムなオプションでした。
MAスタジオなど専門で設計された場所などで、専門のスタッフが特殊な計器を使用し調整するもの。
最高のパフォーマンスを発揮させるためには、このような専門のスタッフによる調整が今も不可欠ですが
もっと手軽に誰でもキャリブレーションが出来る時代になってきました。
それがキャリブレーション機能付きのスピーカーです。
この機能が搭載されているスピーカーを導入すれば、セッティング時にソフトウェアとスピーカーを連携させ、
その環境に合うように調整してくれるのです。
作業自体もモニターのカラーを調整するのと同じように、幾つかの音のサンプルを流し、聞こえ方をソフトウェアで解析。
結果をソフトウェア上でEQによる処理を行い、聞こえ方を調整してくれるという優れ物です。
このキャリブレーション機能を搭載したスピーカーが続々と増えて手が届く価格帯のものが増えている点です。
価格は多少貼りますが、新しく買うなら、高くてもキャリブレーション機能がついている方がいいです。
理由はシンプルに良いスピーカーも使う部屋で調整されなければ、性能を発揮できないからです。
これは実際に使ってみて、肌で感じました。
全然違います。
音がしっかりと分離して聞こえ、モニターの前で位置関係もはっきりします。
キャリブレーションする前ととでは、バランス感が雲泥の差でここまで違うのか、と思いました。
モニタースピーカーを買う理由を考えた時、音に関して何らかの不満点があるからではないでしょうか。
だったらキャリブレーション機能がついていた方が良いですし、MAスタジオのようにレベルアップしていと思っている場合でも同様です。
手の届く価格になってきているのだから今やらない手はない。
僕はそう思います。
キャリブレーション機能搭載のオススメのスピーカー
キャリブレーション機能付きのオススメスピーカーを紹介します。2024年12月16日に追記している内容のため、
後段に出てくるお勧めとは噛み合わないところもあると思いますので、そこはスルーしていただければと思います。
GENELEC ( ジェネレック ) / 8320APM GLM Studio
僕が現在、使っているスピーカーですが、キャリブレーション機能を速くから搭載したメーカーでもあり
モニタースピーカーと言えば、このメーカーの名を聞かないことはないくらいの大手メーカーです。
価格は安くありませんが、それでもメーカーの中ではエントリークラス。
とは言え、音はピカイチですし、キレがありつつも、うるさくない素晴らしいスピーカーです。
パワーもあり、動画編集でチェックするには十分すぎます。
参考レビュー
GENELEC GLMシステムを導入したら、ボディビルダーを召喚した件について
Genelecの真髄はGLMにあり。
NEUMANN ( ノイマン ) / KH80 DSP A G パワードモニタースピーカー
マイクで絶大な人気を誇るメーカーのモニタースピーカーです。
こちらもMA1という測定用マイクとソフトウェアを使用することでキャリブレーションを行うことができます。
使用したことがないので何とも言えないですが、ジェネレックよりも柔らかいようです。
価格は総合的にジェネレックと同程度で、どちらが良いかは好みといった感じでしょうか。
参考レビュー
NEUMANN KH 80 DSP A G 〜【ペアで約30万円以下】プロがうなる！選りすぐりのモニター・スピーカー11モデルをレビュー
音楽プロデューサー JUVENILEが語る、Neumann KH 80 DSP + KH 750 DSPの可能性
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / iLoud MTM MKII Pair
DTMで良く耳にする、DTMplug-inのメーカーです。最近ではハード面にも進出してきており、
こちらのスピーカーもその一つです。上記2社のメーカーよりも価格が安く、より手が届くものをチョイスしました。
キャリブレーション機能付きのスピーカーも安くなってきているとは言え、20万以上してしまいます。
このスピーカーは測定用のマイク付きで15万を切った価格で販売されており、非常に魅力的です。
中々力を付けてきているメーカーなので、期待値は高め。
参考になりそうなレビュー
プロの目線でiLoud Precision MTM、iLoud MTM MKII、ARC Studioを徹底レビュー
お勧めのスピーカー
音楽的なスピーカーを紹介します。
さきほど紹介した要素は盛り込まれていない部分が多いので
そちらは別で紹介します。
タンノイ Reveal 402
タンノイは昔からあるイギリスのスピーカーメーカーです。
全体的に優しい音が特徴で音楽的(聞いていて楽しいの意味)が強いメーカーです。
古くからあるので最近は埋もれがちですが、昔からの音の雰囲気を今も大切している
メーカーだと感じます。
バイオリンなどオーストラリアのような音が得意な聞きやすいスピーカーメーカーです。
TANNOY タンノイ アクティブ スタジオ モニタースピーカー REVEAL 402 2台セット
フォーカル Sharp 40
フォーカルはフランスのスピーカーメーカーです。
ピュアオーディオのスピーカーを出しているメーカーで昔からこのメーカーも音楽的な良さがあるメーカーです。
ちょっと大きいですが、所有感と繊細さが楽しめるスピーカーではないかと感じています。
Focal Professional SHAPE 40 モニタースピーカー 1本
ADAM Aoudio T5V
ドイツベルリンにあるスピーカーです。
デザインのイメージとは違い繊細さがある印象です。
ドイツと聞くとデザインはしっくりする感じがしていますが、
箱形で大きいのでセッティングなど気になるところかもしれません。
ADAM Audio アダム / T5V ペア 2台セット ニアフィールド モニタースピーカー
使い勝手から考える
使い勝手や機能を重視したお勧めです。
EVE AUDIO SC203
小さいモニタースピーカーです。場所の制約がある場合など動画編集がメインな場合におすすめです。
歴史あるドイツのスピーカーメーカーでADAM Aoudioに近い印象がありますが
ナチュラルさよりもすっきりとした印象があります。
EVE Audio GmbH SC203 2-Way, 3″ マスター&スレーブ ペアセット EASC203
GENELEC 8010AP
モニタースピーカーで有名なメーカーです。
聞きやすさよりもモニタリングすることを重視していて、気持ち良さ重視ではありません。
サイズやインシュレーター、パワーそして音の解像度と情報量が多めのスピーカー。
本格的なチェックが必要なら持っていて損はないスピーカーではないでしょうか。
