セブンルール風動画の作り方

7つのルールを軸に女性の人生を追うドキュメンタリー番組です。
セブンルールに出たいと思っている方は多いのではないでしょうか。

女性の活躍を応援する面でも注目されている番組です。
今回は何がセブンルール風なのかを分析しながら

それっぽい動画を作る方法を紹介します。

セブンルールっぽく輝いてみたいという人や
動画コンテンツの内製化のヒントにしてもらえればと思います。

セブンルールの面白さ

セブンルールは女性の職人を追い掛けるような番組です。
知っているようで知らなかった仕事や
スキルを持っている人などに密着したドキュメンタリー番組です。

そのため女性版のプロフェッショナルに近い感覚があります。

持っている技や、技術でどのように周囲の人を喜ばせているのか
その取り組みにおいて、決めていることがルールとして紹介されています。

そのため個人の生き方や視点が重視され
普段では見られないプライベートな時間や、出演者の考えなどが垣間見れるのが
お客さんとして来ていても知らない部分を知る事ができ、面白さに繋がっているように感じます。

女性経営者スタイルとの違い

「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」などの経済系情報番組
でも女性にフォーカスが当たっています。

セブンルールと大きく違うのは
視点が会社や経営に置かれていることです。

「ガイアの夜明け」や「カンブリア宮殿」では
女性目線は経営の軸という点なっていて経営戦略や企業としての在り方などに
女性としての強みが生きているという軸になっています。

そのため会社としての女性や、経営者としての女性視点が強いため
個人の感性や生き方にフォーカスが当たっている
セブンルールとはここで違いが出てきています。

どちらが良いというのではなく
どちらも活かしたい点があるということを忘れてはいけません。

そしてそれっぽく作る場合は、
この視点の違いがそれっぽさの本質的なところになるので
最初に視点の軸を決めておくとそれっぽくなるでしょう。

プロフェッショナル風動画の作り方 シチュエーション編

セブンルールっぽさとは

セブンルール全般に言えることですが、映像的な特徴です。
それは明るくアンニュイであることです。

セブンルールは全体的に明るい設定になっています。
なので背景がしろっぽい時が多く、そうではない時は
アンニュイな方向にシフトさせているように感じます。

動画的なアンニュイさには様々な要素があります。
一つはボケ感です。

ボケ感

ボケとはレンズが作る被写体の背景がボケて見える現象ですが
被写体を際立たせるために、背景をボカし被写体が立体に見えるような現象です。

iPhoneでは「ポートレートモード」などの機能を使った写真の違いが分かりやすいのではないでしょうか。

動画でもボケを作ることは可能です。
一般的には、一眼レフカメラのタイプで動画撮影をするとボケを作りやすくなります。

ハンディカムのビデオカメラでは機会の物理的な問題でボケを作ることが難しくなります。
セブンルール風な動画を作る場合には、一眼レフカメラで動画撮影をするのが良いでしょう。

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セブンルール風にするカメラ設定を考える

絞りをF2.8〜4で撮影する。
一般的にテレビ番組の映像で背景がボケているものは多くありません。
これには理由があるのですが、ボケるというのは、被写体にピントの範囲が狭いということです。
すると、カメラ操作の難易度は格段に上がります。

オートフォーカスもありますが、その機能を当てにしすぎると
大切なシーンでオートフォーカスが起動し、画面がぐにゃぐにゃしたりすることがあるので
カメラに使い慣れる必要があります。

アンニュイな方向を作るにも背景のボケがあることで
優しい雰囲気をつくことや、明るい雰囲気をつくることに繋がっていると分析しました。

業務用のカメラを使う必要がないのもセブンルール風を作る場合の
メリットになっているかもしれません。

工場見学動画の作り方

浅いコントラスト

セブンルール風のポイント二つ目は、コントラストを浅くすることです。

コントラストとは、暗いところと明るいところの差のことを言いますが
その差を少なくするのがアンニュイさを作る二つ目のポイントです。

言い方を変えると暗い所がすくない動画にすると言った方がわかりやすいでしょうか。

iPhoneの写真機能にもコントラストの機能があるので
触って確かめてみると分かりやすいと思います。

おもに出演者が話している時などはコントラストを浅くしている印象です。
コントラストを浅くすると、アンニュイな印象を作るだけでなく
暗い部分を減らすことができるので、人物の影も見えづらくなります。

すると、ほうれい線や鼻筋に出来る影も薄くなるので
美肌と呼ばれるような印象作りにも繋がります。

浅い色合い

セブンルール風のポイント3つ目は、浅い色合いです。

彩度が低い動画と言えるのですが、一般的な彩度が低いのものとはやや違います。
彩度を低くするとモノクロに近付くのですが、モノクロに近いとは感じませんよね。
動画の機能として色づけを少なくする機能があるので、それを使用して撮影している可能性が高いです。

動画の機能はLog形式と呼ばれる撮影形式ですが、メーカーによって機能の名前が違うので
「使用するカメラ名+lOG撮影+方法」で検索してみることをお勧めします。

そのような機能を使用すると全体の色合いが薄くなり
画面全体が白っぽくなります。

主に肌などの肌色の色合いは白っぽくなっていく設定になっているので
肌が白い色になるように感じられます。

自然とアンニュイさが生まれ
白肌系の美肌にしていくことができるので
女性が主役ならばとても一石二鳥になります。

アンニュイさ作りのまとめ

アンニュイさは一眼レフカメラの機能を多様することで作ることが可能です。
浅い被写体深度で、浅い色合いで撮影することでアンニュイさを生み出すことが可能です。

これらの機能は中級者向けの一眼レフカメラであれば概ね搭載されているので
セブンルール風の動画を作りたいと思っている時は、カメラ選びもポイントになります。

企業の紹介動画作りのポイント

オシャレショットが入っている

セブンルールではオシャレショットがあります。
オシャレショットは「カッコ良く見える働いている姿」のシーンになります。

テレビよりはプロモーションビデオっぽい撮り方に近いかもしれません。
一般的には、半身以上が画面に入り込んでおり、やや引いた位置で働いている姿を撮影したものが
分かりやすいかもしれません。

具体的なものを示すには細かいものが多すぎて分からないと思うので
ざっくりとだけ紹介します。

オシャレショットについては
セブンルールをたくさん見てもらうのが参考になると思います。

オシャレショットが入っていることで
番組全体の綺麗さを作っているように感じます。

セブンルール風に作る場合は、働いている姿の一箇所だけ
時間をかけて撮影することをお勧めします。

テーマを作る

セブンルールやプロフェッショナルにも共通しているのがテーマを作ることです。
ここでのテーマとは、紹介するルールを作ることと、その内用を最初に告知することです。

プロフェッショナルは「プロフェッショナルとは」がテーマで
キーワードを最後に問うのが形になっています。

セブンルールは「7つのルールがある」というのが番組の構成ルールになっています。
どちらも最初にそのルールを印象付ける形にしています。

セブンルールっぽく作る場合には、最初に「紹介の形」を
説明してしまう
のが良いでしょう。

そうすると視聴者はすんなりと流れを把握できます。

セブンルール風動画の作り方

セブンルール風動画を作るのに必要なものがあります。

・一眼レフカメラ
・パネル型の大きいライト

この二つは必要になります。
その理由はアンニュイな動画にするためにライトが必要になり
アンニュイさ活かすためにのカメラが一眼レフカメラになるからです。

明るい動画の撮影方法

最初のポイントで言ったようにセブンルールは明るいシーンが多いです。
そのためにはライトが必須になります。

しかしライトが必須でもライトのタイプによっては
それっぽくなりません。
例えばスポットライトのようなものはアンニュイな感じを作りづらくなります。

理由は、光が強く影がくっきりと出やすいからです。

ふわっと明るい感じにするには
ライトはパネル型でライト面積が大きく
全体を照らす感じの方がふわっとなります。

そのためライト選びにも少し工夫をする必要があります。
とはいえライトがなくても出来ないことはありませんが大変ではあります。

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ライトを使わずにアンニュイさを出す方法

ライトを購入する余裕がない場合でもアンニュイさを出すことは可能です。
そのためには自然光を活用する方法があります。

自然光は光としてはもっとも綺麗な光の一つです。
上手に使うことで、アンニュイさが生まれ綺麗な動画になります。

そのためには部屋の蛍光灯を切り、窓や入口の太陽の光で
撮影するとアンニュイな感じを作ることができます。

しかし曇りだったり、
時間で太陽光が入らないなど条件が厳しくなるため
お勧めはしません。

もう一つの方法として、電球を外し、一時的に蛍光灯をLEDに変えることです。

電球はカメラを通すと赤い色を強く出します。
すると、肌の色も褐色に近くなり白肌系からは遠くなります。

赤い色は主張が強いので赤い色をなくし白や青い色にすることで
アンニュイさを作っていく方法です。

一般的な蛍光灯も赤い色成分が強いので
青い色系のLEDに蛍光灯に変えるとセブンルールっぽくすることが可能です。

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オシャレショットの作り方

オシャレショットの作り方は3つのプロセスがあります。

1 準備
2 ディレクション
3 撮影

オシャレショットだけは
撮影する人が主体となって進めることをお勧めします。
そのために必要なのが準備とディレクションです。

準備

オシャレショットには準備が必要な場合があります。

まずは場所探しです。
どこがオシャレ見えるのか、場所を探します。
雑然としていると綺麗に見えなくなります。

雑然としたものの例としては事務用品などは雑然としがちです。
書類やファイル、電卓など、事務作業をする上では便利ですが、
動画的な綺麗さから考えると見栄えが悪い時があります。

それらが映り込まないかを探るのが大切です。
場所が決まったら、カメラの位置を決めましょう。

カメラの位置と人物の位置を決め、
どんな動きをしてもらうかも準備の段階で考えておきます。

ディレクション

ディレクションは実際に出演者に来てもらい
実際の作業の動きをしてもらうことです。

思っていたよりも動きが小さいや、カメラの位置では動きが分からないなど
よく発生するので、予行をしながらカメラの位置などを修正していきます。

この時カメラを操作する人がいる場合には
連携をとり確認をしあいましょう。

オシャレショットは、カメラの位置決めや動きがオシャレ感を作ります。
そのためドラマのように、カメラと出演者が連携しながら撮影するのがよ
良いでしょう。

撮影

基本的にはカメラは固定して撮影するのが良いでしょう。

そのため、出演者が見切れてしまったりピントがずれてしまわないように
事前に動きを確認し確認をしていく必要があります。

そのためにはしっかりとした位置決めとカメラの設定が大切になります。
準備やリハーサルをして、本番で同じように撮影できるように心がけましょう。

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テーマを作る

セブンルール風の動画を作るには、テーマを見せていく必要があります。
テーマは先ほど言った、番組のテーマのようなものです。

セブンルールは7つのルールにしているのでプロフェッショナルのような
テーマよりは具体的なので作りやすいです。

注意点

YouTubeなどで、公開し集客などに繋げたい場合には注意が必要です。

全く同じセブンルールの番組としてしまうとパクリ思われトラブルになりかねません。
トラブルを避けるためには番組への敬意を忘れないようにしましょう。

結婚式の余興などでは、グレーゾーンですがお祝いごとなのでとがめられることは少ないですが
正式にはグレーゾーンに当たりますので公開時の説明などにも注意を払いましょう。

オマージュのアイデア

オマージュには、リスペクトを忘れてはいけません。
番組が面白くて参考にしたという気持ちを忘れないようにしましょう。

パクリとオマージュの違いは、本質を捉えているかが違いになります。
本質は今回の内容では殆ど触れれておりませんので注意してください。

明確に分かるルールとして

・番組をバカにしない
・番組を茶化さない

上記のことはセブンルール風の動画を作りながら
行わないようにしましょう。

その他、具体的なオマージュのアイデアを紹介したいと思います。

セブンルールの数を変更する

5ルールや10ルールなどの数を変えるのが簡単な方法です。
数は減らす方が簡単だと思います。

実際に自分に課しているルールをたくさん持っている人は多くありません。
セブンルール風にする場合でも、
ルールを見付けていくのが大変なので数を減らすと楽ができます。

違う7にする

ルールではなく「7人の証言」や「7つの顔」「7つのアイテム」など
他のものにするとオマージュになります。
ルールではないのでパクリと思われる可能性も下げることができます。

しかし、セブンルール風の動画からは遠くなるので
演出が難しく感じるかもしれません。

このような感じでオマージュしていくと
セブンルール風の動画を作ることができると思います。

まとめ

それっぽい動画を作るのも思いのほか、簡単ではありません。
実際の番組制作にはかなりの時間と労力をかけて作られています。

その見せ方や演出、流れのフックなど見えないテクニックがあり
番組が面白くなっているので、それを真似するのは困難です。

それよりも真似しやすく
すぐにそれっぽくなる部分から紹介しました。
作り始めたら大変だと思うのでモチベーションを維持しながら
やっていく参考になれば幸いです。

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