動画クリエイターが心理戦に巻き込まれたらどうすればいいのか
考えたいと思います。
動画クリエイターは心理戦には巻き込まれやすい
動画クリエイターは心理戦に巻き込まれやすいと言えます。
理由は対応するのが企業であったり立場が上に感じられる人が多いからです。
指名される側のクリエイターでなければ基本的には立場は下です。
そのためポジショニング的には心理戦に巻き込まれやすいのです。
どのようなパターンがあるのか
心理戦にはいくつかのパターンがあります。
・要求を増やされる
・価格交渉を持ち込まれる
・未来に大きな話しがあると持ちかける
要求を増やされる
動画クリエイターはゼロから1を作り出す仕事です。
クライアント側からするとどんなものができるのか分かりません。
説明をしても、イメージができないという弱点があります。
その状況を逆手にとって、要求を増やしてくる場合があります。
要求の増やし方にもいくつかパターンがあります。
・大した作業ではないと思っている
・セットでやってくれると思っていた
・そもそもその要求も最初の中に含まれていた
・よく分からないからお願い
このようなパターンではないでしょうか。
このようなパターンで本当に理解していない場合もありますので
注意する必要がありますが理解していないというスタンスを理解し
心理戦を持ちかけてくることがあります。
https://soranoue.net/other/mental-2/
価格交渉を持ち込まれる
交渉のタイミングは実は完成し納品がされるまで警戒しておく必要があります。
動画クリエイターには制作期間がありその期間中、相手は待っている状況になります。
価格交渉が最初で完了するとは限りません。
途中で価格交渉を持ち込まれる場合もあります。
複数本の制作が必要な場合、途中で価格交渉を新たに持ち込まれる場合があります。
理由は、相手(動画クリエイター側)の力量を判断し、攻勢に出てくることもあるでしょう。
交渉慣れしていないと思うと、そのように仕掛けてくるかもしれません。
そもそもクリエイターなので制作がメインのはずです。
そのような交渉ごとが得意な人は多くないでしょう。
交渉時のまごつきなどの様子から仕掛けられる場合が
あり注意しなければなりません。
そもそも最初の要求の中に含まれていた
勘違いのパターンもありますが、後から仕掛けてくるパターンも存在します。
仕掛ける側はあえて情報を全て説明しない場合もあります。
確認が甘い中承諾をさせ、最初から要求に含まれていたと
言い出す場合があります。
心理戦よりも詐欺的なやり方に近く
動画クリエイターとしてハメられたと思いたくなってしまうパターンです。
これら全てのパターンで言えば「これがビジネス」と言われる時があります。
相手から必用以上に奪い取る行為テイカー的思想で「ビジネス」を説かれる時もあります。
それが不条理であっても現実立場が弱いことを変えることはできません。
だからそれを「ビジネス」と言われて渋々納得しなければならない現実もあります。
だからこそ、心理戦が展開しそうになったら防御策を打たねばなりません。
動画クリエイター向け心理戦戦略
心理戦に持ち込ませない。
最も最初に打つべき対策が心理戦に持ち込ませないことです。
心理戦を仕掛けてくる場合、必ずと言って良い程
動画クリエイター側のポジションが低いと判断できた時におこります。
ポジションが対等ではないと判断したときに仕掛けてくるものです。
ですので動画クリエイターとして対等のポジションでいることを演出することが大切です。
対等でいるためには、気丈に振る舞ってください。
言葉は丁寧に姿勢は気丈に振る舞うのです。
相手も初見ではどんな人間かは分かりません。
ですのでファーストインプレッションである程度判断する可能性があります。
ポジションが低いと判断した時に心理戦を仕掛けてきます。
交渉ごとには冷静に対処する
どんなに対等な姿勢を見せても関係なく交渉を仕掛けてくるような人はいます。
そのような人は営業畑の人間が多いでしょう。
・言うだけ言ってみる
・とりあえず押して断られるまで言う
というスタンスの人間もいます。
このようなスタンスの人間は姿勢など関係ありません。
強気で曖昧な回答をすれば、押せば通るのではないかと思ってアクションを仕掛けてきます。
心理戦を仕掛けられた場合には、具体的な内容を整理し「できること」「できないこと」を分け
費用についても説明しておく必要があります。
内容と金額に対して確認をし、確認出来たかを確認するようにしましょう。
アンチ・サボタージュ・マニュアル 職場防衛篇: 組織を破壊から守る9の戦術
口頭だけでの取り決めに注意する
口頭という曖昧さを利用する人間がいます。
口頭だけを利用してくるような人間には、しっかりとメモを議事録として渡し
確認と承認を得るようにしましょう。
このようなことをする人を最初で見抜くのは難しいかもしれません。
ですが、喋りの内容は軽いことが多く、曖昧な表現をあえて残そうとしている傾向にあります。
そのような兆候がある場合には、整理したメモで必要事項の確認をとってください。
動画クリエイター側として心理戦には応じないという姿勢になります。
制作途中で心理戦を仕掛けられたら
制作途中段階で心理戦を仕掛けてくることがあります。
制作に取りかかっているため動画クリエイターとしても
話しが流れることを恐れて交渉に応じるという判断をしてくる場合があります。
このような人間は相手の弱みを掴むのが上手なタイプです。
そのような交渉を仕掛けてきた時には、制作内容を改めて確認しましょう。
時間をかけて納得させていくしかありません。
場合によっては落とし所を修正する必要もあります。
一部は本当に勘違いしている場合があるからです。
脅しに屈しないという姿勢を見せていくことも
心理戦での対策になります。
内心はヒヤヒヤしていもて気丈に振る舞うことで
相手が心理戦を仕掛けてくるのを躊躇させるようにしましょう。