thunderbolt5が作る未来

Thunderboltという通信規格をご存じでしょうか。
現在のバージョンは4です。

今回はthunderboltの次のバージョン5が普及した
未来について考えたいと思います。

thunderboltとは

Thunderboltとはインテルとアップルが共同で開発した次世代通信規格です。
もともとアップルがクリエイター向けのファイヤワイヤーの後継として開発をしていたもので
当初のthunderbolt1はミニディスプレイポートの端子を活用した通信規格でした。

Thunderboltの登場は2011年で、この頃はUSB2.0が主流の時代だったと思います。
外付けのものはデータを出し入れするのに時間がかかると感じていた時代です。

そこに登場したのが、USBよりも早くデータを通信できるthunderboltでした。

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Thunderboltは当初Macと一部のPCでした登場せず、
一部のプロユースのユーザーしか使わないような端子でした。
理由は、使える機器が少なく、関連機器が業務用の機器が多く
高額で使っている人が少ないといったのが原因だったと思います。

個人的にはthunderboltにはかなりの未来を感じていましたが
中々普及はしませんでした。

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進化したthunderbolt3

大きな変化を見せたのはthunderbolt3の発表です。
ThunderboltとUSBはいわばライバル関係にあります。
負ければ、その規格は社会から消えていき、生き残ればその業界のシェアを勝ち取る戦いです。

Thunderbolt2まではミニディスプレイポートを使用していたため、
接続端子が大きい形状をしていました。
LANケーブルを差し込める穴を一回り小さくしたようなものを想像してみてください。

パソコンの側面にその大きさのスペースを確保するためには
パソコンが分厚くなる必要があります。

そして何よりもthunderbolt2を使わない人が多く、
埃が入るだけの穴になっている状態でした。

Thunderbolt3の進化は自分の弱さを認め
USB-Cの端子を使用するといったライバルとの共生を選んだことにあります。

とはいえ、thunderbolt3の発表当時はまだUSB-Cが出回っておらず
Macの新製品でUSB−Aタイプの口がないことでUSB-Cの認知が広がっていきました。

USB-Cタイプのメリットは今の時代にあった薄型のPCでも側面に端子を設けられる小ささに
ユニバーサル仕様で、ケーブルが上下反転していても問題無く使用できる仕組みでした。

その機能はthunderbolt3でも共通で、
さらにUSBの規格では発揮できない高速通信がその売りです。

高速通信ができるため、データのやりとりが爆速で完了し
この速度を活用することで外部接続でも映像編集などが行える高速通信が可能になり
一時期は、外部のGPUと接続しPCの高速化が可能になるとも言われました。

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eGPUが何故はやらなかったのか

外部接続型のGPUをeGPUと呼びます。
Thunderboltの登場でGPUをPCの外側と繋いでも内蔵のGPUと
同じような性能を発揮できるという構想から生まれたのがeGPUです。

しかし、これは浸透しませんでした。
理由は時代の変化と新しい潮流です。

組み立て型のGPUを見たことはありますか。
ファミコンの接続口のような長いレーンの接続穴があり、
そこに箱形のGPUをさしてPCを組み立ててています。

パソコンの中にあっても基本はパーツを組み慌て使っているので
パソコンの外にあっても実は構造は変わらないのがGPUです。
しかし外付けの問題は接続口で、通信速度が制限されてしまい
GPUの性能が発揮できないことにありました。

だからこそthunderboltの高速通信がその壁を越えると思っていたのですが
実際は、CPUとの距離の関係がありました。

現在CPUとGPUは無くてはならない存在です。
そしてCPUは、可能な限りGPUとの距離を短くし密接に連携していなければならない関係になっています。

そして気づいたらGPUは、CPUの中に同居するようになりました。
この見えないくらいの物理的な距離が性能の違いを生み出しています。

M1Macはその最たる例です。
M1Macと他のPCとの違いは、CPUの中にGPUが入り、
その性能を実用面でも問題ないレベルまで昇華させたPCだということです。

この発表は大きく、インテルも開発の方向転換を考えるほどでした。

eGPUはこの流れによって社会をつかむことができず、
そのため通信のためのプログラムが
発展しなかったことが原因と考えます。

thunderbolt5が作る未来

eGPUが当たり前になる未来は、すぐ先の未来では来ないでしょう。
ですが、thunderbolt5に対応したSSDなどのメディアは登場することになると思います。

まずはプロユースなどの層から必要なモノが登場し、
そして一般の人でも手に取ることができるようなものが生まれるはずです。

例えばRAIDなどのバックアップ技術がCGなどでも
リアルタイムに行えるようになるかもしれません。

高度な処理を必要とするものをRAIDでデータ保存するのはリスクがあります。
しかしthunderbolt5の登場によりその問題が解決するかもしれません。

高速帯域はそれほど必要ではない

一般の人にとって、必要十分な速度を発揮できるようになりました。
特別な仕事でなければthunderboltのような高速通信を必要としない人がほとんどです。
ですので、このthunderbolt5で恩恵を感じられる人はそれほど多くないでしょう。

しかし、この先の3年5年はそうかもしれませんが
その先の10年は違うかもしれません。

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M1MacのCPU問題

現在の主流はCPU内にGPUなどを全て組み込んだ前部入りCPUです。
このCPUの登場で市場には新しい風が生まれ、今時流はそちらに傾いています。
しかし、問題点があります。
それは構造上の問題です。

このタイプのCPUの性能アップさせるには
同じタイプのCPUを何個も組み合わせる必要があります。
パッケージのようになっているため、細かい抜き差しが出来ず
一つのパッケージを刷新させていくことでしか性能をアップ出来ない課題があります。

そのため、開発の限界がすぐに訪れるのではないかという問題です。
通常のCPUも現在開発の限界線に近いところに来ており、新しいCPUの性能も
5年前のような盛り上がりを作るのが難しい状況にあります。

そのため、このようなタイプのCPUが一瞬の時代を作るかもしれませんが
インパクトが強い分、期待値が上がってしまい
すぐにブームが去ってしまう危機感を覚えます。

結果過去と同じようにCPUとGPUの棲み分けが生まれ
そのときに改めてthunderboltという規格が再注目されるのではないでしょうか。

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