リクルート向けの動画など社員のインタビューが必要な時があります。
そんな時どんなインタビューをすれば良いのか
そのリクルート向けの動画のインタビュー方法を紹介します。
リクルート向けのインタビューとは
リクルート向けのインタビューには3つの方向性があります。
その方向性ごとにインタビューの質も変わってきます。
それぞれの方向性に合わせて、インタビューの内容を変えていきましょう。
3つの方向性
·代表のインタビュー
·事業内容を紹介するインタビュー
·本音を語るインタビュー
代表のインタビュー
経営者などの工場の施設長のインタビューです。
このような方のインタビューは、堂々としたインタビューが良いです。
理由は会社としての安心感がそこに現れるからです。
自信を持っている姿を見せることが大切になります。
しかし、インタビュー動画に慣れていない場合
緊張などで表情が強張ったり、言葉詰まったりとイマイチになりがちです。
代表のインタビューを行う時はどのようにすべきかを紹介します。
緊張をほぐすためのテクニック
経営者にとって時間は非常に貴重です。
インタビューも忙しいスケジュールの合間になることが多く
時間を割くことが難しくあまり余裕がない状況が予想されます。
事前に撮影スケジュールの余裕を作ることが大切です。
撮影準備と撮影時間の二つのセクションに分け
撮影時間の中にリハーサルの時間も盛り込みましょう。
代表者の場合は、事前に台本を準備しておいても良いでしょう。
話し慣れている人であれば台本が不要な場合もあるかもしれませんが
事前に確認をしておくのがポイントです。
リハーサル時にカメラ慣れしているかを確認します。
慣れていない場合には、リハーサルの段階から代表者に伝えず撮影を行います。
大切なのは緊張していない状況を作ることです。
言葉が詰まってしまう場合には
カンペなどを用意し文章が分かる形にしてあげると
緊張が和らぎます。
想いを中心としたインタビューであれば
台本などは不要かもしれません。
大切なキーワードだけを抽出し、
それだけを思い出せるようにだけしておけば良いでしょう。
台本を意識し過ぎて失敗するケースもあります。
状況に応じて切り換える判断力が求められます。
代表へのインタビューは事前準備と調整をしっかり行うことで
よいインタビュー動画を撮影することができるはずです。
事業内容を紹介するインタビュー
社員インタビューの中で事業紹介を行う場合もあります。
どのような部署があり、どんな仕事をしているのか、実際の会社の業態をインタビューを通じて紹介するパターンの動画です。
このようなタイプのものは会社の規模が大きい会社ほど言葉の内容確認が大切になります。
場合によっては撮り直しなどになる可能性もあるため、台本の作り込みが大切になるでしょう。
数字に気を付ける
実際にインタビューに答える人はカメラ慣れしていません。
ほとんどの人がカメラを向けられると緊張してしまいます。
すると当たり前のこともで間違えてしまう場合があります。
とくに数字の間違いは、取り返しが付かないので注意しましょう。
インタビューの中で数字が入ってる部分は台本の確認と
実際にインタビュー撮影をしながら間違いがないかチェックをしていく必要があります。
数字の間違いは編集でフォローできないため間違って話してしまった場合には
その場で撮り直しを行い正しい数字で言ってもらうようにしましょう。
編集で差し替えできるか考える
事業内容はある程度正確な要素を求められるため
1発撮りで成功することはまずありません。
そのため編集で差し替えが可能かインタビュー撮影を行いながら
考えることがポイントになります。
例えばパワーポイント資料などを編集時に差し込めるならば
人物が隠れるため撮り直しのものを入れ直すことが可能になります。
事業内容の話しをしているかなどが判断基準になります。
複数のカメラで撮影する
複数のカメラで撮影することで、内容の差し替えのハードルを下げることが可能です。
カメラワークを切り換えるタイミングで内容の差し替えができるのが複数のカメラを使うメリットです。
このような対策をしていれば、インタビュー動画を確認してもらった後でも
対応しやすくなります。
本音を語るインタビュー
リクルート向けなどでは、昨年の新卒社員のインタビューを採用するパターンが多いです。
または課長クラスの上司、マネージャーなどの新卒社員が関わる上司のインタビューもあります。
このようなポジションで欲しいインタビューの内容は
会社で働いている本音、やり甲斐や楽しさです。
しかし、本音を語って貰うのは簡単ではありません。
理由はいくつかあります。
・社会経験が少なく非常に緊張している
・何を話して良いか分からない
・会社の要望に応えようと考えすぎて硬い
このような場合は緊張をほぐすことからはじめる必要があります。
撮影時間を十分にとることからはじめましょう。
つい、部下には時間を作らずインタビュー撮影を
手早く済ませたいという気持ちが生まれがちです。
しかし、社員のインタビュー動画作りでは彼らに一番時間をかけるほうが
いい社員インタビュー動画をつくることができます。
そのためには緊張をほぐす時間、撮影の時間と2段階構成で
一人一人に十分な時間を確保することがポイントになります。
アイスブレイクを作る
インタビュー撮影は面接試験並みに緊張します。
言葉は辿々しくなり、言わされているような印象になりがちです。
緊張をほぐすことで表情が柔らかくなり言わされている印象が緩和されます。
そのためにアイスブレイクの間を用意し
緊張状態をほぐすようにしましょう。
アイスブレイクでは安心感を与えてあげてください。
・間違ってもよいこと
・良いことを言おうとしなくて良いこと
・何回ややれば慣れること
打ち解けるための話題の中にインタビュー時にミスをしても
大丈夫という安心感を早めに作ってあげることで
撮影をスムーズに進めていきやすくなります。
同期を同席させる
余裕があれば同期や同じ社員インタビューに応える人を呼んでおくのも良いでしょう。
インタビュー撮影は静かにする必要があるため、インタビューに答える人は当日孤独です。
撮影する側の人間は複数であることがほとんどなので、緊張しやすい環境と言えます。
孤独にさせないことで、同期間で会話が生まれ
互いに緊張をほぐしやすい仕組み作りをするのもよいでしょう。
インタビューの場に参加させることで合間に励まし合いなども生まれます。
コメントフォローを入れる
インタビュー撮影を受けることなどほとんどいません。
自分のコメントが良いのか悪いのか、当日はほとんどの人が手探りです。
そこで質問一つ一つの合間に時間を作りコメントフォローを入れることで
スムーズさが増します。
コメントフォローの内容は、どこが良いところだったのかを伝えるようにしましょう。
・エピソードが良かった
・この時の話しの時は自然な表情をしていた
・会社として使いたいコメントが入っていた
このようなフォローがあることで、どこが良かったのかが明確になり
緊張も少なくなり表情も明るくなります。
インタビュー撮影中はなるべくネガティブなコメントはしないようにしましょう。
多くの場合、さらに緊張し萎縮してしまいます。
一度萎縮してしまうと萎縮が落ち着くまで早くても5分程度はかかります。
直して欲しい部分や、修正したいことがあれば
質問の内容や質問の視点、インタビューの中に出てきたエピソードの掘り下げなどで
修正するようにしましょう。
修正の方法
・質問の内容を変える
・質問の視点を変える
・インタビューの中に出てきたエピソードの掘り下げ直す
ネガティブなコメントは最小限にするのがポイントです。
それでも、直して欲しい部分が出る時があります。
そのような時はプレッシャーをかけない形で注意をしましょう。
プレッシャーをかけない形は具体的な内容で伝えるようにしましょう。
例えば
・砕けすぎた言葉になってしまいつづけている
→ 「○○だね」という表現は砕けすぎているから「ですね」程度の表現にして欲しい
・正しい名称ではないまま話し続けてしまっている
→ 正しくは「○○」だからそこだけ直してもう一度撮り直そう。
・目線が低すぎる
→ どこ見ていいか分からないと思うから、カメラのレンズ見て、次話してみようか。
直すべきことを具体的に伝えることでプレッシャーを極力減らすことができます。