今回はHSP動画クリエイターがHSPと
向き合っていく方法を考えました。
得する人
・HSP気質のクリエイター
・動画クリエイター
得する内容
・気質を理解し対策のアイデアが得られる
・自分の力を発揮する方法が分かる
繊細な人は生きづらい
繊細な人にとって人生はハードモードかもしれません。
周囲の影響を受けやすいのがHSPだと思います。
HSPの気質が高い人は消耗しやすいのが特徴です。
人間関係による関わりの中で相手の言葉を読み解くのに
リソースを消費しやすく1日の疲れが溜まりやすい人だと思います。
そると制作業務に入った時には疲れてしまったり、
気を使いすぎて厳しい内容についてもOKを出してしまったり
損な役回りをしがちなのではないでしょうか。
今回はそんなHSP気質なクリエイターのために
どうすればもう少し楽に仕事ができるのかについて考えました。
https://soranoue.net/know-how/angry/
クリエイターの壁
動画クリエイターとHSPは相性が良いとは言えません。
クリエイティブの現場では、主張すべきところで主張しないと
信頼を得られない時があるからです。
主張と言ってしまうと勝手なイメージがあるかもしれませんが
実際は内容についても説得です。
0から1を作るクリエイティブな仕事の場合、
依頼者であるクライアントは常に不安を抱えています。
その不安を取り除いたり、間違った方向に物事が動かないように
納得させなければならない場面が出てきます。
しかしHSP気質が高いと、相手の意見や空気に
流されてしまいその説得出来ずに終わってしまい
物事の収拾ができない状況になりかねません。
相手の意見や空気を読んでしまう気質が自分自身の壁となり
負担を増大させ前に進めなくさせてしまうと感じました。
壁を克服する方法
周囲に影響されてしまう自分自身の壁を越えていくには
自分自身の個性を深く理解する必要があると感じました。
壁を越えるための決定的な解決策はありません。
何故なら自分自身の個性や強み弱みは
HSPという気質が同じであってもバラバラだからです。
どうすれば解決すべきかの具体的な方法ではなく
HSP気質の人が解決していくべきプロセスを紹介します。
自分自身の中で課題を消化し
その壁を越えて欲しいと思いました。
得意分野の理解
ファーストステップは得意分野の理解です。
HSPの人にとって得意分野を理解するのは苦手よりも大事だと思いました。
理由はHSPの人は周囲の影響を受けやすいため
正常なパフォーマンスを見極めるのが難しいからです。
周囲の影響を受けているためパフォーマンスが発揮できず
得意な要素であったはずなのに苦手項目と捉えがちだと感じているからです。
得意分野を見付けていくには
細かいスキルに分解し能力を見極めることと
パフォーマンスが発揮出来ている瞬間を体験し理解することが大切です。
コツは長い時間をかけることです。
一つの仕事ではなく、数年という単位で集中できたことはなんだったのか
どういう状況では集中できるのか、どういう状況では集中できないのか
そのような失敗を複数経験して、その中でパフォーマンスを発揮できた時を見付けましょう。
そして成功と失敗の中からどのような条件ならば集中できるかを
見付けていくのが良いでしょう。
スキルを詳細に分けておくのはこの集中点がどのような条件で
どのようなプロジェクト、案件でどのような作業をどのような条件ならば
集中できたかを見極めるためにスキルを分解しておく必要があります。
全てを大きく捉えてしまうと、集中できている条件が曖昧で
周囲に振り回され失敗の回数が多くなってしまうでしょう。
するとネガティブループに陥ってしまったりバーンアウトしてしまう可能性が高まります。
それらの回数を少なくするためにも
細かいスキルに分け、思い返した時に細かいスキルごとと
条件との組み合わせで考えるようにしましょう。
個人的な経験ですが、時間的余裕のない環境で
ゴールまで自分自身の中にイメージが
見えていないパフォーマンスが低下します。
このような条件は成功体験と失敗体験の両方がないと見極められません。
ですので、まずは成功体験、集中できた条件や
状況を思い出してみるところから始めてください。
失敗の定義
あなたにとっての失敗とはなんでしょうか。
プロジェクトの成否は無視しましょう。
考えるべきは、自分自身のパフォーマンスが発揮されていない時です。
本来であればできることが出来なかった。
などのパフォーマンスの低下です。
例えば正しいと感じていることがあったけれど
言えなかった。主張出来なかった。
HSPの方ならこれも一つのパフォーマンスが低下していると
捉えて良いかもしれません。
このような通常であればできたこと
分かりきっていることができなかった。
その時はパフォーマンスが下がっている
HSPの視点で考えれば周囲に影響を受けて流されてしまった。
と考えるのが良いでしょう。
失敗の定義を改めて確認することで
HSPの気質が影響して失敗している失敗因子が見えてくると思います。
この条件を見付けるには、成功体験との比較が大切です。
成功していた時と失敗した時とでは条件が違うはずです。
プロジェクトの内容や規模、予算様々な条件があるから
全く同じ比較はできません。
だからことスキルを詳細に分離して
それぞれの要素で比較しどんな条件が失敗の時に含まれていたかを
探していくのが大切です。
条件の仮定と検証
次ぎのステップは失敗の定義から導き出した条件を意識しながら
生活を続け、検証することです。
HSPという気質の問題は誰かが見付けてくれるものではありません。
自分で見付ける必要があります。
しかし自分自身には様々なバイアスが掛かっているため精度は低いです。
ですので失敗の条件はあくまで仮の予想として生活をし続け
その条件が本当に当てはまっているかを意識しながら生活するのが良いでしょう。
生活の中で意識していれば、悪影響を与える重要な要素が見付かるはずです。
その要素は空気を読む時の自分の決断に対する基準要素だと思います。
HSPであっても、全ての人に流されてしまう人はいないでしょう。
友達や家族であれば突っ込みや反発、否定もするはずです。
では意見や反発ができる時はどんな時でしょうか。
どんな条件が揃っていればそうなるのか。
逆にどんな条件ならば、空気の影響を受けてしまうのか。
影響転換点の重要要素が見付かるはずです。
その条件を見付けるためには時間をかけ検証していく必要があると感じました。
HSP気質の対策
見付け出し条件をもとに対策をする方法を紹介します。
方法は3つのフェーズで考えて対策を打つように考えると良いでしょう。
回避・対処・回復
回避
HSPがネガティブに働く条件が発動しないように
事前対策を講じるフェーズです。
特性を理解して、そのような条件にならないように未然防止をします。
とはいえ動画クリエイターであればこの対策は分かっているが
再現性が低いというのも理解できます。
条件は常に自分以外に有利な状況にあることが多いでしょう。
ですができる部分で対策はあるはずです。
自分は常に余裕が欲しいと思っているので
チェックや納期などは比較的余裕できるように提案をしたりします。
もちろん、全てが通じるわけではありません。
ですがやらないよりやった方がいいですし、自分の提案を見て相手の
納期のタイミングも調整してくる時もあるはずです。
条件がいくつかあるはずなので
それぞれの条件に対して、対策案は考えておきましょう。
対処
事前対策が難しい場合、もしくはトラブルなどによる圧迫で
影響転換点を越える条件の場合の対処です。
この状況は条件や状況から判断してHSPの悪い部分が
発動しそうだと想定されるときです。
ですので、まだパフォーマンスが低下している状況ではありません。
主な対処は気持ちの準備です。
すでに動き出してしまっては出来ることは多くありません。
覚悟をすることと、乗り切るために心身の準備をすることです。
事前に予想ができれば突発的な影響は受けづらくなるはずです。
もう一つは、HSPなどではない先輩などの術を盗むことです。
HSPの影響を受ける転換点が見えていれば
転換点で他の人はどのような事をして切り抜けているのかを盗めば
HSPの対策ではありませんが物理的な技として影響を軽減できるはずです。
回復
最後はHSP気質が働き、周囲の空気に流されてしまい
ネガティブに働いた瞬間です。
この状態で一番悪影響を受けているのは自分自身です。
まずはメンタルの回復をしましょう。
抱え込まず、冷静さを取り戻すために行動しましょう。
仕事やプロジェクトの進行などは一度捨てるくらいの気持ちでいましょう。
HSPの影響を受けてパフォーマンスが落ちている状態では、
選択一つ一つが更なる失敗を引き起こしかねません。
まずは精神を安定させることです。
早い段階で気付いて回復に回ることで
仕事やプロジェクトのリカバリーも容易になります。
まとめ
HSP気質が高いと周囲の影響を受け
自分自身を見失いがちです。
そして疲れ果ててしまい、バーンアウトなど
仕事から離脱してしまうような事になってしまっては
それこそが様々な失敗を呼びかねません。
完全に心が折れる前に冷静になって
見極める能力と対処と対策
そして経験を重ねていくことが大事なのではないかと思いました。