雑魚には雑魚の戦い方がある。
本当はそんなこと認めたくはないと心のどこか、心の大半は思っています。
自分はまだヒーローとして目覚めていないだけの男なのだと。
英雄としての覚醒のタイミングがまだ訪れていないだけなのだと。
ですが、その奇跡のようなタイミングを待っている間に身体は衰え
頭は回らなくなっているものです。
いつもチャンスは手遅れなところでやってくるのです。
だからこそ今、自分自身が雑魚であることを認め
カッコ悪くても戦っていくしかないと言いたいです。
闘っている間に、雑魚から脱却し
普通の戦士になるためのきっかけなればいいと思います。
雑魚クリエイターだと思い知るところから
雑魚とは、たいしてすごくもないクリエイターのことです。
本当にクリエイターって呼んでいいの? と思いたくなるような人のことです。
自分自身が雑魚だからよく分かります。
クリエイターとして雑魚とはどんなものなのでしょうか。
目新しいアイデアも、提案もない、ぱっと見もそれほど何がいいのかよく分からない。
そんなものしか生み出せないと感じている瞬間が雑魚クリエイターなのだと思います。
承認欲求が高い時代だから
もしかしたらそんなこと思っていない人も多いかもしれません。
もしくはまだ眠れる自分を信じて
自分を評価してくれる瞬間がやってくると信じられている中なのかもしれません。
とはいえ、世界の8割くらいの人はいつか夢からたたき起こされる瞬間に出会うはずです。
やってくる自分自身の限界という壁にぶち上がり、その壁が思いのほかすごく手前だったという瞬間です。
周りの人は軽々とその壁を乗り越え先に行ってしまいまう姿を見たり
壁より先のゴールが途方もなく遠いところにあると実感し、ゴールまで行き着けないと
想像してしまった瞬間などです。
「才能がないな」と言われる前に、自分自身で分かってしまう「才能のなさ」に愕然として
指先や手足が動かなくなってしまうのだと思います。
そんなことを考える時点で雑魚なのだと思います。
それは仕方ないことです。
そんな性格なのだから仕方ない。
なら考えるのをやめるように考えるよりも
いっそのこと認めてしまった方が清々しいと思いました。
別に自分自身を蔑む必要はなく、誰かに慰めてもらうためでもなく
ただ今の自分を受けいれていくことが大事なのではないでしょうか。
そして、自分のどこか雑魚となっているのか。
どの辺りが具体的に雑魚ってるのかを考えることから始めるべきです。
雑魚の理由
雑魚クリエイターは具体的にどこに問題があるかが分かっていない。
自分自身がそうであったように
問題の本質がどこなのか原因やポイントが分からないまま
過ごしてしまっているのが一番、雑魚っている原因です。
闇雲に動いている姿ほど滑稽なことはありません。
時にはそんな瞬間があっても良いと思います。
ですがずっとそのまま姿でもがき続けるのはカッコ悪いということです。
雑魚というワードで話していますが
まず原因を二つに分けて考えるのが良いでしょう。
・内面的課題
・他者と比較しての課題
内面的課題
クリエイターとして内面的課題は誰しもが幾つか持っているはずです。
それはプロジェクトやシゴト、コミュニケーションや仕事やクリエイティブに関わる点で
考えれば幾つも思い浮かぶ点があるのではないでしょうか。
内面的課題では、二つの視点で更に分類していくのがいいです。
・精神面で影響する課題
・評価に影響する課題
クリエイターの場合、この二つは生産性に大きく影響する部分です。
精神面の課題はモチベーションやアイデア、クリエイティブの軸となる部分で影響が出ます。
ムラは仕事である場合問題になります。
一定のアウトプットを出せる信頼が仕事上の信頼になります。
雑魚という点ではムラっけという人もいるかもしれません。
一方評価に影響する課題も存在しています。
内面で評価に繋がる要素としてはコミュニケーション能力や業務の進行におけるやり方などです。
クリエイティブに直接影響する部分もあれば影響しない部分もあるでしょう。
しかし、周囲との関わりの中で評価に影響してしまう要素としてマイナスとなっていると
感じるのならば評価に影響する課題と言えます。
内面的課題があることを知る
雑魚クリエイターと思ってしまう要因は、課題が分かってもすぐに改善できないことです。
改善に取り組んでも周囲が期待するほどの速度では改善できず、期待を裏切ってしまう形になってしまうことが多いという現状があります。
誰だって自分と他者とは時間的尺度が違います。
サービスが発達した今、ついサービスの改善と同じよな速度で人も成長や改善を期待してしまうような風潮になっています。そのような速度でPDCA(改善するプロセス)が実行出来る人ならいいかもしれません。きっとその人は秀才で雑魚にはならないでしょう。
そのような人達と比べてしまうと苦しくなってしまいます。
まずは、そんな自分を見付けていくことから始めましょう。
そして、それとなく許してもらうことも大切です。
優秀ではないと言っておくのも雑魚クリエイターとしての処世術です。
問題が解決し普通に出来るなれば、堂々とすれば問題ありません。
クリエイティブな職場では物事が嵐のように巻き起こっていますので
他の人からすれば、数ヶ月もすれば「そんなこともあったよね」レベルの出来事です。
他者と比較しての課題
他者と比較しての課題は基本的には解決不可能な課題です。
それは差異の問題であって、あなたの根本的な問題ではありません。
能力や技術、アイデアの不足はあると思いますが
クリエイターの資質ではなく条件的なものです。
ですが多くの課題意識は他者との比較によって
自分が能力のない人間だと判断してしまうでしょう。
大切なのは内面的課題なのか、他者との比較によって感じる課題なのかを分類することです。
他者との比較は具体性を出すのは難しく、課題の解決にはなりません。
他者との比較で見出すべきこと
他者との比較ではスキルのアプローチや方法論、仕事の進め方は参考になります。
雑魚クリエイターとできるクリエイターとのやり方の違いとして
自分自身のスキルの課題点を見つけるのは参考になります。
能力や才能、自分自身と相手という関係を捨てられれば
自分の能力を客観判断する材料にはなるので、その点で
比較できるようになると良いと思います。
雑魚クリエイターの戦い方
雑魚クリエイターは地面を這いつくばるような戦法が向いています。
華やかさや憧れ、思い描いていた理想像を一度捨てましょう。
地道に自分の課題と向き合える、そんな苦汁をのめるかが課題です。
とはいえ、これだけでは具体的ではありません。
具体的にはどのような戦い方をするのがよいのか考えました。
雑魚クリエイターの具体的戦略
雑魚クリエイターの具体的戦略を紹介します。
以下の3点が戦略重視項目です。
・支出を抑える
・生き残る戦い方をする
・夢を諦めない
支出を抑える
支出を抑えれば生き残れる可能性が高まります。
まずは出口を小さくすることに着目します。
毎月に支出を計算しているでしょうか。
食費にお金を使いすぎていないでしょうか。
遊びにお金を使い過ぎていませんか。
住む場所は本当にその広さ必要でしょうか。
電話代を多く払っていませんか。
借金などの利息で損をしていませんか。
生き残るために流れ出ているもの全て見直しましょう。
貧しさを糧にするのも悪くありません。
そして浮いたお金を余剰資金としてある程度備蓄していくことです。
時代のうねりがこれからも早くなり右往左往することが予想されます。
良い波に乗っている時に備蓄を進め
悪い時に備蓄から払い出すことで危機を遣り過ごし
心の安定を作って行くことから始めるのが大切です。
生き残る戦い方
生き残るためには何をすべきか考えましょう。
自分自身がどのようなポジションにいるかを考えるべきです。
そのポジションでどのようにすれば生き残れるかを考えましょう。
プライドを捨てる必要があるかもしれません。
生きていれば反撃のチャンスを作ることができます。
悔しさをバネにしましょう。苦しさを明日の糧にするのです。
止まない雨の中で祈るだけの生活を捨てましょう。
どうすれば雨で濡れた身体を温め、夜をやり過ごせるか考えるのです。
夢を諦めない
支出を抑え、地べたを這いずるような生活をしていると
自分滑稽に映り全てを投げ出したくなります。
壊れそうな自分を押しとどめてくれるのは、夢や希望です。
希望は良い時に描くものではなく、悪い時にこと頼りにすべきです。
しかし希望に縋るのはやめましょう。
希望があなたを救ってくれるわけではありません。
救ってくれるのは今日を生きている自分自身です。
希望は苦しい時の自分の支えとなってくれるだけです。
その支えを持つことは大切なことです。
雑魚クリエイターとして図太く生きる知恵になるのではないでしょうか。