ダビンチリゾルブ17新機能を使いこなす

ダビンチリゾルブ17の発表がありましたが
製品版ではなくベータ版でした。

今回は新機能の紹介の紹介はしません。
新機能で応用が利きそうな部分の紹介と
ダビンチリゾルブになる触ると危険バグレベルなのかを
ちょっと触った感じから探ってみたいと思います。

得する人
・動画クリエイター
・ダビンチリゾルブ17が気になっている人

得する内容
・使えそうな新タイトルのCall outのエディット方法が分かる
・使えそうな新タイトルjitterのエディット方法が分かる
・マジックマスクの精度が分かる

使える新機能

今回は使える新機能タイトルの2つを紹介します。

他にも様々なアップデートがされていますが
他の方が色々紹介されていますのでやってもしょうがないかなと。

機能の紹介を見るのはUZLANDさんが良いと思います。
細かく仕様の部分も紹介されていますし分かりやすかったです。

その方の内容を見ていただいた方が、同じものの紹介にならずいいと思います。

Calloutタイトル

Fusionタイトルに新規に追加されたタイトルです。
何かを指し示すのに使いやすい、線とポイントが
アニメーション付きで表示されています。

オシャレでアニメーションも自然で非常に魅力的ですが
触ってみると、一瞬で使えない。
と判断してしまうでしょう。

何故なら、エディットタブでは線の位置は
ポイントを変える事が出来ないのです。
期待して損したレベルだったと思います。

正式リリース版では修正されるかもしれませんが
現状のエディット方法を紹介します。

1 インスペクタからFusionページへ
2 Calloutをダブルクリックしてノードを展開
3 Program1_5を選択
4 線と配置位置のパネル上で変更

Fusionページに移動することになりますが
Calloutの本来機能を十分に発揮し使えるタイトルになります。

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jitterタイトル

JitterタイトルはFusionタイトルの中で日本語にマッチしやすいタイトルです。
女性向けの可愛いタイトルやデザインにする時に扱いやすく非常に魅力的です。

完成度が高く、このタイトルのエディットでイジる部分は
あまり多くないかもしれません。

ですがもう少しだけオリジナリティーを出したい人向けにより
細かい調整ができるような部分を紹介したいと思います。

縁の動きを調整する
1 インスペクタからFusionページへ
2 jitterをダブルクリックしてノードを展開
3 Displace1をエディット
4 オフセットを調整

縁のデザインを調整する
1 jitterをダブルクリックしてノードを展開
2 Textをエディット
4 Shadingを選択
5 Line Styleを変更
6 jittercolorをクリック
7 色を変更

テキストの表示タイミングを調整する
1 jitterをダブルクリックしてノードを展開
2 Textをエディット
4 キーフレームを表示
5 Start、Endのキーフレームを調整

ダヴィンチリゾルブの使い方【テキスト攻略篇】

ダビンチリゾルブ最適化計画

DAVINCI RESOLVE デジタル映像編集 パーフェクトマニュアル

マジックマスクと、フェイス修正の比較

マジックマスクはAI機能を活かして
自動でマスク部分を指定しトラッキングする機能のことです。

フェイス修正は、ダビンチリゾルブ14から搭載されている機能です。
マジックマスクより劣っている機能というものではありません。
それぞれの特徴と優位性が違います。

フェイス修正は、顔をトラッキングし目や鼻
頬など細かい部分の調整を簡単に行えます。

女性の肌感や美しさを調整したい時は
フェイス修正の方が簡単です。

しかし、フェイス修正は横顔が苦手であり
トラッキングをしますがほぼミスします。

そのため横顔には使えず、正面顔でも途中で横に振り向くなど行ってしまうと
トラッキングは外れ使えないというやや残念な仕様です。

ダビンチリゾルブ17では横顔の見せ方をしていたので進化したのかと
期待していたのですが変化は感じませんでした。

フェイス修正ではできな部分を
マジックマスクが補填できるのか確認してみました。

ダビンチリゾルブ16の使い方

Waves無料プラグイン Maxx volumeが使える【動画クリエイター向け】

DaVinci Resolve カラーグレーディングBOOK

マジックマスクは優秀

結果、マジックマスクは非常に優秀でした。
使用した素材は横顔の男性で、顎全体にヒゲが生えていています。

そして額の部分にハイライトが当たっていて、白くなっています。

この手の作業をしたことがある人なら分かると思いますが
非常にやりづらい素材です。

額の一部は白飛び気味で色をキャッチアップするのが難しく
顎にはヒゲがあり細かい分離は非常に困難が予想されます。

この素材をマジックマスクでどこまでいけるか見てみました。
基本的にほぼ問題なくマスクもトラックも行っています。

びっくりました。
ベータ版でもすぐにでも切り換えたいくらい素晴らしい
結果に驚いています。

マジックマスクには「ファスト」「ベター」があるので「ベター」
選択しましょう。「ファスト」は精度が低く、トラック中にマスクが外れたり
ムラがありました。

ですので分離が簡単そうな素材だけ使うのが良いと思います。

仕事で使えるか

バグりました。
ダビンチリゾルブ17の新機能を使用するときは注意してください。
マジックマスクとフェイス修正を同じノードに入れてみましたがバグりました。

バグの状況はダビンチリゾルブがクリックしても一切反応しないタイプのものです。
Mac側からダビンチの強制終了を行いましたが、反応せずMac側の挙動もおかしくなり
他のアプリケーションも動かない状況になりました。

バグのレベルとしては高いものだと判断しています。
Mac全体に影響を及ぼすバグだったので
まだ仕事などで使用するのは危険かと思います。

Fusion系の新タイトルエフェクトやマジックマスクなど処理が大きいものは
注意が必要かと思います。

F-stopのレビュー

日本語英語の混交状態

ベータ2を導入したら、ベータ1では日本語だった部分が英語に戻っていました。
カラーページのカラーホイールの一部だけ日本語残りは英語の状態です。

ベータ1とベータ2で少し戻っている点から考えると
やや不安定感を感じました。

まとめ

テスト利用はとても良いと思います。

サブ機があるならすぐに導入して
マジックマスクの完成度に酔いしれるのが
気持ちいいと思います。

ですがまだ実践投入には早く、危うい感じは否めないう印象です。
ベータ3〜4辺りになってくると落ち着いてくるのではないでしょうか。

正式版をリリースして早くマジックマスクを使いたいですね。

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